2010年10月16日

低解像度の画像を高解像度の画像っぽく変換する方法


 低解像度のJPG画像は、高解像度の画像には基本的に変換できません。JPG方式は非可逆的圧縮方式であり、圧縮段階で失われたデータはどこにも保存されていないので、元には戻せないと言うことです。

 しかし、ある程度は、高解像度っぽくできると思います。つまり、画像の画質を上げる方法です。思っていた以上に画像がきれいになります。

 自己流ですが、その方法をご紹介します。しつこいようですが、あくまで自己流です。

 下の画像は、元々、”2048px x 3072px” で作ったものです。女の子の胸元にはセサール君の猫入れ墨が入っています(本館でフラッシュ版があります。胸元をクローズしてゆき、最後にはセサール君が女の子の胸元でウインクするというフラッシュです(笑)。女の子の胸元に勝手に猫入れ墨を入れました)。

 下の画像は、これを “100px x 150px” にサイズダウンしています。

Virgen_tatoo_2.jpg


 かなり小さいです。この低解像度の画像を拡大したものが下の画像です。これを今回の元画像にします。

 この小さい低解像度の画像を高解像度っぽく修正する方法をご紹介します。

Original_modify1.jpg


 下の画像が修正後です。

modify1.jpg


このくらい修正できれば、まあまあではないでしょうか。いかがでしょうか。高解像っぽくなりましたでしょうか。

低解像度の画像を高解像度の画像っぽく変換する方法



 では、具体的な方法を説明します。
 今回、ソフトは、PhotoShopを使っていますが、特別なことはしていないので、通常の画像処理ソフトであればできると思います。誰でもできる方法です。

① 元画像を読み込む。

photo_01.jpg


② レイヤーの複製で、背景画像をコピーする。

photo_02.jpg


③ 背景レイヤーをアクティブにし、[イメージ]⇒[カンバスサイズ]

photo_03.jpg


④ 幅、高さをそれぞれ20倍にする。(何倍でも良いのですが、ソフトがフリーズしない程度にできるだけ大きくします)

photo_04.jpg


⑤ 表示サイズを100% から12%程度に小さくし、全体を表示する。

photo_05.jpg


⑥ 「背景のコピー」レイヤーをアクティブにし、
   [編集]⇒[変形]⇒[拡大・縮小] と進み、

  [SHIFT]を押したまま(縦横比を保持)で、画像を枠一杯に拡大する。
   十字の矢印アイコンを押して変形を確定する。

photo_06.jpg


photo_07.jpg


⑦ この「背景のコピー」レイヤーをコピーする(「背景のコピー2」レイヤーができる)。

⑧ 「背景のコピー2」レイヤーをアクティブにして、[右クリック]⇒[レイヤー効果]⇒描画モードで[乗算]を選択。
⑨ [フィルター]⇒[シャープ]⇒[シャープ(輪郭のみ)]
   これを2~5回かける。様子をみて。

photo_08.jpg


   このままだと色が濃くなるので、「不透明度」及び「塗り」の値を下げる。

⑩ あとは、表示を100%に戻し、様子を見ながら「背景のコピー」にシャープ効果をかけていく。

photo_10.jpg


⑪ 色調が濃くなっているので、[イメージ]⇒[色調補正]で、適宜、明るい色にする。
 
  仕上げは、「ぼかし」をかけます。お好みで(今回はかけていません)。


 完成版が下の画像です。最初の画像と共にダウンロードして比べてみて下さい。

Virgen_tatoo_2_2_Photo_final.jpg


 まあ、私のやり方は邪道かも知れませんが、この程度には画質を向上できるという一つの事例ということでご覧下さい。セサール君の顔が分かるまでシャープにしたかったのですが、今回は事例ということで、このくらいでご勘弁を。

 今回の方法は、『ダウンロードしたファイルがサムネイルで、どうしてももう少し良い画質で見たい!』とか、『携帯で撮った写真をもっと良い画質にしたい』という時に使えるかも知れません。

 単にシャープフィルターを使えばこのような処理ができる訳ではないことは、やってみれば分かります。

 また、低解像度のJPG画像は、冒頭に書いたとおり、高解像度の画像には基本的に変換できないのは当たり前なのですが、では、本当にできないのか。今回の記事がその答えではないでしょうか。是非、比較してみて下さい。

 
 ついでですが、「セサール君」を知らないと、そもそも何のことか分からないと思います。そのような方は、本館をご訪問下さい。

【追記】

 邪道な方法と言っているのは、シャープのかけ方も一つの理由です。シャープをかけると画像が劣化します。シャープは範囲を絞って部分的にかけるのがお勧めです。

 以下の記事で、ハイパスフィルタを使った修正方法を紹介しています。

 『ピントがぼけた写真をきれいに修正する方法』(2015年10月2日)


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