2010年11月03日

低解像度の画像を高解像度の画像っぽく変換する方法(その2)

 前回に引き続き、低解像度の写真を高解像度に変換してみます。

 前回の記事もお読み下さい。

 今回の素材は、ネットから拾ってきた画像の一部分です。元画像は全身像です。ブラジルの娘のようです。

 ご覧の通り、元画像はかなり画質が悪い状態です。

sample_org.jpg


 下が修正後です。背景部分は全く同じものです。少女だけ高画質にしています。
sample_high1.jpg

 通常、「ぼかし」を使い、その後でシャープをかけるのですが、「ぼかし」を使うと当然、元画像よりぼけたものになります。色調もかなり変わります。上の写真の場合、人物のぼけ方と画質劣化が激しいので、この方法では難しいです。

 上の2枚の写真は、色調やボケにそれほど違和感がないのではないでしょうか。

【方法】

 さて、今回の加工方法をご紹介します。

1.元画像をIrfanviewで、幅3000pxに拡大し、bmp形式で保存。(この処理は管理人の好みです。画像処理ソフトでもできます。)

2.画像処理ソフトに読み込む。
 今回はPhotoshopを使っていますが、大抵の画像処理ソフトで同じことができます。

3.人物部分だけ切り取る。

4.そのレイヤーをコピーし、「ぼかし」を加える。ぼかしのツールの選択はお好みで。

 この状態では、画像全体がぼけた感じに見えます。

 不思議なことに、肌の部分はぼけていても違和感がないのですが、『顔や髪とか、胸のXXXの部分とか』は、ぼけているとすぐ目立ちます。

 かといって、「シャープ」を使うと画像が荒れます。前回の方法では、実は画像が荒れるので、お勧めできません。

 「ぼかし」の効果で、肌はなめらかになるのですが、「目立つ部分」も同じようにぼけてしまうので、これを元に戻します。

5.元画像から、「目立つ部分」を選択し、切り抜き、一番上のレイヤーとして貼り付けます。

6.この貼り付けたレイヤーで、「なめらかにしたい部分」を消していきます。今回は、「額」や「頬」など、なめらかにしたいので、この部分は消します。

7.このレイヤーの透明度と塗りを調整します。特に「髪の毛」の質感に注意して調整します。質感がうまく出ない時は、5.と6.の操作を繰り返します。

 これで、メリハリのある画像になります。

 ぼかしの処理により、画像が実質的な意味で高解像度になります。欠落していたピクセルが拡大の段階で、周辺の色を参考にしながら補われるのですが、ぼかしの処理で、この値が置き換えられます。

 前回の記事に書きましたように、低解像度の画像を高解像度にすることは、基本的に無理です。低解像度で欠落した情報は元には戻せません。

 それを再現するには、画像全体ではなく、ターゲットを絞ってやると良いように思います。パーツに分けてやると効果的ですが、色調が変わるので、注意が必要です。

 今回の方法は、山のようにある修正方法の1つとご理解下さい。管理人の全くの自己流です。ポイントは、「人間の目がいく部分は限られている」ということです。その部分がボケていると、ただのボケた写真になり、解像度とは言えません。

 実は、今回のサンプルでは『XXXの部分』が最も目のいく部分だと思います。単に「ぼかしの処理」をしただけでは、元画像の魅力が激減します。やってみれば分かりますが、結果はひどいものです。今回の方法では、それを元に戻しているのがポイントです。だから、メリハリのある画像になっているのではないかと思います。

 やり方はいくらでもあります。程度の良い写真を少し良くする方法を紹介しているサイトはいくつかありますが。程度の悪い写真を驚くほど改善する方法を紹介しているサイトは見たことがありません。

 下の画像が最終版です。

sample_high3.jpg


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