2010年11月15日

ギザギザのGIFを高解像度でなめらかに修正

 GIF画像のギザギザ(ジャギー)やボケは、結構気になるものです。

 もともとの画像はベクターで作成されたものらしいが、小さなサイズのGIF画像になっている。これを『なんとかきれいにできないか?』  

 今日は、その方法の一つをご紹介します。たとえば、スキャンした会社のロゴをクッキリした画像にしたい、あるいは、ネットで気に入ったロゴをクッキリした画像にしたい、という場合にも使えるテクニックかと思います。

 一応、無料でできます。

 まず、きれいに変換できる条件があります。

 1.白黒の画像で、境界がはっきりしているものがベターです。
 2.グラデーションのあるものは、きれいに変換できません。
 3.ファイル形式は、何でも良い。BMPに変換してから加工するので。
 4.カラー画像は、塗り絵のようになるので、それでも良ければ試して下さい。
   人物や風景画像がクッキリする訳ではないので、お間違えなく。


【結果】


 説明で使うサンプル画像はとても小さいファイルです。たった2kbしかありません。

 
shadow1.png


 これを拡大すると、こんな感じです。

ShadowGIF_L.gif



 これを加工したものが下の画像です。ソフト任せでここまでできれば、まあまあかなぁ、と思います。

ShadowGIF_G.gif



【使用ソフト】


 『Vector Magic Desktop Edition』というソフトを使います。
 
 Vector Magicは、ネット上で加工できるものと、ソフトをダウンロードして使う2タイプあります。

 これは、実は有料ソフトのため、無料で使える機能の範囲内でこのソフトを使うことにします。とても高いソフトなので、普通の人には買えません。

 ネット上では、パスの加工や他の効果も使えるのですが、無料で使えるのは2回までだったと思います。下の方法でソフトの使い方を覚え、ネット上で一発勝負、という使い方もあります。

 『Desktop Edition』は、ソフトをダウンロードして使いますが、使用制限があります。最大の問題は、加工した結果を出力できないことです。パスの加工もできません。

 しかし、いつでも自由に使えて便利な『Desktop Edition』を今回は使いました。


【加工方法】


 いつものように「Irfanview」を使って説明しますが、同じことができれば他のソフトでもかまいません。

1.元画像の前処理

 (1) 元画像をIrfanviewで開きます。
 (2) [画像]⇒[リサイズ/リサンプル]⇒画像の幅を800px程度に変更(高さは自動で変わる)
 (3) 適当な名前をつけて、「BMP」形式で保存。


2.「Vector Magic」でベクトル化

 (1) ダウンロードしたソフトを起動する。

 (2) 下の画面が開くので、[Evaluate]ボタンをクリック(①)。

vector_magic02.jpg


 (3) 右上のフォルダアイコン(Import from Folder)(②)をクリックし、先ほど保存した元ファイルを開く。

 (4) 右上の緑のボタン「Full Automatic」をクリック。下のウインドウが開く。

vector_magic04.jpg


 これを拡大表示すると下のようになる。拡大表示は、[ALT]+[マウスホィール]。

vector_magic05.jpg


 (5) 右ウインドウの鉛筆のアイコン[Edit Result]をクリック。下の編集ウインドウが開く。

vector_magic06.jpg

  
  まず、操作画面を簡単に説明。

  ① ソフト購入のリンクボタンなので、使いません。
  ② 元画像をBMP表示、Vector表示に切り替える。「Paths」にチェックを入れるとパスが表示されるが、Desktop Edition ではパスの編集ができない。
  ③ 編集ボタン。上の3つが「やり直し」、「実行(取り消した操作の再実行)」「元に戻す」。その下の5つのボタンが編集ボタンで編集。これを使って若干の修正ができます。
  ④ 操作画面を進めたり戻したりするボタン。やり直しができるので便利。③で修正を加えたら、[Update]ボタンで修正が反映される。

 (6) 余分な部分の切り取り

  上の状態では、色の遷移部分が何層もあるので、これを削除します。
  鉛筆アイコンの上のハサミのアイコン(Erase)をクリック。カーソルがハサミに変わる。

  画像の一番外側に、このハサミのカーソルを合わせてクリック。

vector_magic07.jpg


  外側の層から次々と消していく。最後に、赤い背景部分をクリックすると黒いシルエットだけが残る。

vector_magic08.jpg


 実際には、ハイヒールのかかとの部分には黒い部分がないので、先ほどの鉛筆アイコンと塗りつぶしアイコンを使って、残したい部分を書き込んでいきます。この修正はいつでもできます。

  (7) 書き出し

 最初に説明したように、使用制限のために書き出しはできません。[CTRL]+[S]で書き出しできる設定なのですが、できません。

 そこで、完成した画像を拡大し、パソコン右上にある[PRTSC]キーを使ってハードコピーします。


【ソフトの使い方 その2】

 上の方法は、こんな機能もあるということでご紹介しました。実際はもっと簡単に作れます。手順だけご紹介します。

1.上の2. ④で、「右上の緑のボタン「Full Automatic」を使いましたが、今度はその下にある[Basic]を使います。

2.開いたウインドウの[Hand Pick Settings](鉛筆アイコンの下にあります)をクリック。 [Image Type]ウインドウの下にある[Artwork without Blanded Edges]を選び[Next]をクリック。

3.[Input Quality]画面で[High]を選び[Next]をクリック。

4.[Color Mode]ウインドウで、[Two Colors]を選び[Next]をクリック。

5.[Preview Result]ウインドウが開くので、これで完成です。切り抜いたりする必要はありません。もし、これで良ければ、画面をハードコピーします。

 このデスクトップ版ソフトは、それほど機能は多くないので、使っていれば分かると思います。

 若干の修正をした完成版が下の画像です。切り取られてしまった部分を補い、ふくらみを持たせました。修正画面で、[B]を押して[元画像]を表示させた状態で、輪郭に沿ってなぞっていくと簡単に細かな部分の修正できます。

 透過GIFで保存しているのですこしギザギザが見えますが、JPGで保存すればきれいに見えます。


【GIF透過画像】

ShadowGIF_Ultimo.gif


【JPG画像:最終版】

 最終版が下の画像です。[CTRL]+[マウスホィール]で拡大して、ご覧下さい。 

Ultimo1.jpg





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