2011年06月29日

津波後の復興状況:宮古市


 2011年3月11日の津波から108日目にあたる6月26日に岩手県宮古市に行ってきました。
 その時の写真をアップします。

 まずは、YouTubeのビデオから。このビデオの撮影場所は、宮古市役所です。



 上のYouTubeの位置を確認しましょう。

MIYAKO005.gif


 ビデオカメラは、市役所から青い矢印の方向を撮影しています。築地・愛宕地区は、高さ5.5~6メートル(海面からは8メートル程度)の堤防で囲まれています(地図の赤い線です)。その堤防を真っ黒い津波が乗り越えていき、この地区の家屋を押し流しました。

 波というよりも、海面全体の水位が上昇したように見えます。
 ビデオカメラは、流れてきた漁船が宮古大橋の高架部分にぶつかり、粉々になるシーンを映し出しています。

 津波は、築地から愛宕地区を襲い、愛宕小学校の2軒手前の家まで達しました。

【108日目の復興状況:築地・愛宕地区】


tsunami108_1.jpg


tsunami108_2.jpg


tsunami108_3.jpg


tsunami108_4.jpg


tsunami108_5.jpg


 愛宕小学校の前の岩壁。YouTubeの最初の映像は、この付近で船が波に翻弄される様子が映し出されています。奥に見えるのが市役所。堤防は無傷で残りました。

tsunami108_6.jpg


tsunami108_8.jpg


tsunami108_9.jpg


tsunami108_10.jpg



【108日目の復興状況:鍬ヶ崎地区】


 宮古市内で壊滅的な被害を受けた鍬ヶ崎地区です。がれきの除去はほぼ終わっていますが、解体待ちの被害を受けた家がまだたくさん残っています。
tsunami108_11.jpg


tsunami108_12.jpg


tsunami108_13.jpg


tsunami108_14.jpg


tsunami108_15.jpg


DSCN5118.JPG


tsunami108_16.jpg


tsunami108_17.jpg


tsunami108_18.jpg


tsunami108_19.jpg


tsunami108_20.jpg


tsunami108_21.jpg


tsunami108_22.jpg


tsunami108_23.jpg


tsunami108_24.jpg


tsunami108_25.jpg


tsunami108_26.jpg


tsunami108_27.jpg


tsunami108_28.jpg


 宮古湾の入り口に建つ龍神様。大きな被害はないようです。龍神橋も欄干が壊れたものの残りました。
tsunami108_29.jpg


tsunami108_30.jpg


tsunami108_31.jpg


tsunami108_32.jpg


【津波到来時の状況】

 (住民からの聞き取り)

1.津波は3回押し寄せた。2回目の波が大きかった(YouTubeのシーン)。
2.堤防よりも高い波が押し寄せ、真っ黒い水があっという間に家の中に入ってきた。逃げる時間なし。
3.水が退いた後は、家の中の物が全て流され、空っぽになった。
4.水は1時間程度で退いた。
5.水は勢いがあり、宮古湾方向と市役所方向から入ってきた水が愛宕地区でぶつかり、山にあたって方向を変え、家を道路に押し出した。

注:津波後の航空写真では多くの家が残っているように見えるが、実際には、流された家が見えており、築地地区はほぼ壊滅状態。100日たった現在でも、住める状態にまで回復した家はほとんどない状況。

 以前アップした、津波前と津波後の航空写真をご覧下さい。
 『津波後の衛星画像を入手する方法』


 (破壊力の違い)

1.津波の破壊力は、波の速度。波が道路上を走り、被害を拡大した。速度の衰えた波には、破壊力はなく、浸水の被害だけですんだ家も多い。同じ場所に建っている家でも、津波の進入経路にあった家の被害は大きいが、その影の家は浸水程度の被害。それでも、人が住める状況になく、多くの家が解体された。

【津波の後】

 (ボランティア、自衛隊・警察の活躍)

 自衛隊は、幹線道路の復旧や行方不明者の捜索を行ったとのこと。皆、感謝していました。
 警察は、他の県警から応援に駆けつけていました。多くの遺体の回収作業を行った自衛隊と警察の活動はもっと評価されるべきだと思います。

 ボランティアの活動には頭が下がります。津波の後のヘドロの処理も丁寧に行われていました。基礎だけになった家の跡地は、ゴミ一つない更地になっています。このヘドロは海草のような変な気持ちの悪い臭いがあるのですが、ボランティアの方々の献身的な活動のおかげできれいに除去されており、臭いもありません。

 宮古市内のがれきの撤去は、被害を受けた他の市町村より進んでいます。その理由は、盛岡までの国道106号線が寸断されなかったことによるようです。また、宮古市内の橋も落ちなかったのが幸いしたようです。このような災害の時に、道路の復旧は最も優先される活動の一つのようです。道路が通れないと、援助物資も運べません。

 次は、田老と山田です(次回)。
posted by ネコ師 at 01:47| Comment(0) | メモ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください