2015年03月29日

写真の撮影日を変更する方法


 デジカメで撮影した写真の撮影日を変更したいと思うことがあります。

 それは、カメラの日付け設定が間違っていたときなど。よく起きる日付けの間違いとしては、カメラを買ったばかりで日付けの設定をせずに撮影してしまった場合や日本の日付け設定のまま海外で撮影してしまった場合などがあります。

 写真の日付けが違っていると、とても不便に感じます。写真を時系列に整理したいのに、12時間も違う場合もあります。時差の違う国を数カ国訪問すると、写真の撮影順序が分からなくなったりします。

 さらに、画像の取り込みやコピーの過程で日付けが現在の日付に変更されてしまった場合も元に戻したいことがあります。
 
 時間設定を間違えたことに気づくまで撮影し続けているので、間違った日付の写真はたくさんあると思います。このため、一枚ずつ修正するのではなく、「一括して修正したい」という場合がほとんどでしょう。

 今日は、いつも使っているフリーソフトを使って写真の日付けを簡単に変更する方法を紹介します。
 また、WindowsのExploreを使って簡単に日付けを一括修正する方法をご紹介します。

 具体的な説明に入る前に、写真ファイルには4つの日付け情報が組み込まれているということを確認しておきましょう。

 「日付時刻」、「作成日時」、「更新日時」、「撮影日時」の4つです。この他にも別の日時情報を持つ場合もあります。

Date_modify_Irfanview3.jpg

 Exploreの場合、デフォルトでは、「日付時刻」が表示される設定になっています。また、管理人が使っている「SeeZ」では「更新日時」のみ表示可能です。(「SeeZ」は如月柚葉さんが開発したファイラーで、右ツールバーにある「K Life」アイコンからダウンロードサイトに行くことができます。)

 上のように4つの日付情報を表示するには、Exploreで以下のように設定します。
 [表示]タブの[レイアウト]グループで[詳細]を選択。その隣の[現在のビュー]グループで[列の追加]を選択する。なお、ドロップダウンメニュー最下部の[列の選択]を選択すると、表示する順序を変更できます。

Date_modify_Irfanview2.jpg

 ところで、画像データをカメラからパソコンに取り込む段階では、通常の設定ではこれらの情報は全て保存されていますが、保存されたファイルをコピーすると(設定次第で)情報が失われる場合もあり、全ての日付情報が残っているわけではありません。また、全ての情報が削除されている場合もあります。

 ここで重要なのが、どの日付けを変更したいのか、あるいは変更したくないのかということです。
 写真管理を行う上で、ExploreやSeezのようなファイラーに表示される日付を変更することが重要かと思います。また、撮影日の情報が欠落している場合は追加しておくと後々役立つこともあります。

 なぜ、このようなことを長々と説明するかというと、4つの日付け情報を一括して修正する方法がないからです。なぜないのか。それは、ユーザーのニーズが様々だからです。

 多数のファイルに同じ日付け・時間情報を埋め込むのは簡単にできます。しかし、それではどの写真を最初に写したのかという時系列情報が失われてしまいます。多くのユーザーがやりたいのは、撮影順序が分かる時系列情報は残したままで、日付・時間を変更したいということだと思います。


写真の日付を一括して変更する方法
 写真の日付を一括して変更するにはExploreを使って行います。撮影日時をまとめて変更することができるので、こんなときに便利です。

 (以下で説明する操作を行う前に、必ず画像ファイルのバックアップをとるようにして下さい。)

1.撮影日の一括変更
 日付変更したいファイルだけがフォルダ内にあることを前提で説明します。
 ① Exploreの[表示]タブの[ペイン]グループで[詳細ウインドウ]を選択する。
 ② 一括して日付け変更したいファイルを[Ctrl]+[A]で一括選択する。
 ③ 画面右側のウインドウの[撮影日時]の数値をクリック。日付けを変更する。⇒[保存]をクリックすると、[日付時刻]と[撮影日時]が一括変更される。ただし、変更されるのは「日付」情報だけで、[時間]情報はそのまま保持される。換言すれば、「時間」情報は変更できない。(下の図では[時間]も変更できるように書いていますが、変更できるのは日付けだけです。)

Modify_Date_Explore1.jpg

 この方法では、[作成日時]と[更新日時]は変更できない。

 [撮影日時]を画像ファイル1枚ずつ変更する場合は、上の方法の他に、画像の[プロパティ]でも変更可能。画像を右クリックして[プロパティ]を表示し、[詳細]タブで、[撮影日]をクリックすると変更可能です。

2.更新日時の変更
 IrfanVIewを使って[更新日時]を変更する方法を説明します。
 以下の方法では一括変更はできませんが、更新日と時間を変更できます。
 ① IrfanViewのメニューバー[オプション]⇒[JPG EXIF日付の変更]

Date modify Irfanview 1

 [ファイル日付変更]ダイアログが開くので、日付けと時間を変更します。

Irfan_Date_mofify05.jpg


ファイルの更新日時の変更
 ファイルの更新日の変更は、ファイラー『SeeZ』で簡単にできます。SeeZを使って画像の管理をする場合には、この方法が便利です。

 メニューの[ツール]⇒[ファイル日付変更]
 日付けだけでなく時間の変更も可能です。また、[Ctrl]+[A]でフォルダ内の全ての画像を選択すると、一括して変更することもできます。ただし、その場合、全てのファイルが同じ日時に設定されてしまうので注意が必要です。あらかじめファイル名を連番にするなどして、順番が分かるようにしておくと良いでしょう。

File_date_change1.jpg



写真の日付変更フリーソフト
 写真の日付けを変更する専用のフリーソフトがいくつも公開されています。手当たり次第に試して見ましたが、どれも使いにくい。あえて取りあげるとすれば『NAG'S VASS ROOM 』で公開している「Exif 日付時刻情報復元ツール」が良さそうです。使い方は制作者様のサイトで詳しく解説しているのでそちらをご覧下さい。ただし、ソフトはリンク切れのため、ベクターの「Exif 日付時刻情報復元ツール De4Exif」からダウンロードすることになります。

 このソフトは以下の三つの機能があります。(「NAG'S VASS ROOM 」より引用)

機能1:日付時刻の絶対指定
 ・内蔵時計がリセットされてしまった場合の復元方法です。
 ・大まかな日時でフォルダ一括処理する場合、リネームツールでリネーム時に同一ファイル名にならないよう考慮し『分』の1枚ごとインクリメント可能。

機能2:フォルダ内の代表ファイルを基準に同じ日時差分で復元
 ・内蔵時計が狂ってしまったが、刻時はきちんとしている場合の復元方法です。
 ・日時の確実な1枚があればフォルダ内のすべての日時が合わせられます。
 
機能3:時差補正
 ・海外旅行で撮影したデータを現地時間に合わせて補正します。
 ・現地との時差がわかれば一発補正できます。

その他
 ・本来日付時刻の埋め込み機能の無いDS-10(FUJI)のExifファイルにも、本ソフトで日付時刻を書きこむことが出来ます。
 ・より確実な日付時刻設定のためのサムネール表示、更に詳細に確認したい場合はフルサイズ画像表示が出来ます。




(参考)写真の日付けの種類
 一口に写真の日付と言っても、実は色々あります。写真には「撮影日時」の他に、ファイルの「作成日時」や「更新日時」などのExif情報も組み込まれています。写真を右クリックし、[プロパティ]⇒[詳細]タブを表示すると内容を確認できます。
 
propaty0001.png


 しかし、写真に組み込まれている情報はプロパティで確認できるだけではなく、もっとたくさんあります。

Filename - 2337.JPG
Make - FUJIFILM
Model - FinePix F200EXR
Orientation - Top left
XResolution - 72
YResolution - 72
ResolutionUnit - Inch
Software - Digital Camera FinePix F200EXR Ver1.00
DateTime - 2015:03:19 02:02:02
YCbCrPositioning - Co-Sited
Copyright -
ExifOffset - 294
ExposureTime - 1/420 seconds
FNumber - 3.30
ExposureProgram - Landscape mode
ISOSpeedRatings - 100
ExifVersion - 0220
DateTimeOriginal - 2015:03:19 02:02:02
DateTimeDigitized - 2015:03:19 02:02:02
ComponentsConfiguration - YCbCr
CompressedBitsPerPixel - 4.00 (bits/pixel)
ShutterSpeedValue - 1/431 seconds
ApertureValue - F 3.25
BrightnessValue - 7.31
ExposureBiasValue - 0.00
MaxApertureValue - F 3.25
MeteringMode - Multi-segment
LightSource - Auto
Flash - Flash not fired, auto mode
FocalLength - 6.40 mm
FlashPixVersion - 0100
ColorSpace - sRGB
ExifImageWidth - 2112
ExifImageHeight - 2816
InteroperabilityOffset - 1344
FocalPlaneXResolution - 3532
FocalPlaneYResolution - 3532
FocalPlaneResolutionUnit - Centimeter
SensingMethod - One-chip color area sensor
FileSource - DSC - Digital still camera
SceneType - A directly photographed image
CustomRendered - Custom process
ExposureMode - Auto
White Balance - Auto
SceneCaptureType - Landscape
Sharpness - Normal
SubjectDistanceRange - Unknown

Maker Note (Vendor): -
Version - 30333130
Quality - FINE
Sharpness - Normal
White Balance - Auto
Flash Mode - Red-eye reduction
Flash Strength - 0.00
Macro - Off
Focus mode - Auto
Slow Sync. - Off
Picture Mode - Auto
Unknown - 1
EXR Mode - DR (Dynamic Range priority)
Sequence mode - Off
Unknown - 0
Blur warning - No
Focus warning - No (Focus OK)
AE warning - No (AE good)
Dynamic Range - Standard
Dynamic Range Setting - Auto (100-400%)
Auto Dynamic Range - 200

Thumbnail: -
Compression - 6 (JPG)
Orientation - Top left
XResolution - 72
YResolution - 72
ResolutionUnit - Inch
JpegIFOffset - 1492
JpegIFByteCount - 10770
YCbCrPositioning - Co-Sited


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2015年03月28日

背景が透明な風船をたくさん描く方法


 風船を写真に合成するなど、風船の画像を様々なデコレーションに使いたいときがあります。風船を描くのは難しくはないのですが、簡単でも見ない。要はめんどくさい。そこで今日は、あっという間に無数の風船を描く方法をご紹介します。

 たとえば、下の写真のような加工に使います。

Baloon_Irfan4.png



風船を一度にたくさん描く方法
 IrfanViewのプラグイン[Filter Sandbox]を使います。

1.白紙の画像を用意する。
 まず、白紙の画像を準備します。適当な大きさの画像を開き、[ペイントツール]を使って、白で塗りつぶすのが最も簡単な方法でしょう。

2.風船を描く
 次に、フィルター[Filter Sandbox]を開きます。
 メニューの[画像]⇒[フィルター]⇒[Filter Sandbox]

 「IrfanView Filter Sandbox」ウインドウが開くので、[Balloon Effect]を選択。
 [Start]ボタンをクリックすると風船がたくさん描画されます。

Balloon_effect1.jpg


 描画される風船の数や位置・色などは、[Parameters]タブで調整します。一度に描画する風船の数は少なくして、位置と色を少しづつ変えていく方法がよいと思います。
 [Number Of Balloons]・・・・・ 風船の数 (下の例では一度に56個の風船が描かれます。)
 [Random Seed]・・・・・・・・・・・・ 位置と色 (乱数を作成するときの最初の設定値「シード値」)

Balloon effect


3.背景を透明にして保存する。
 保存は[png]型式で行います。
 [ファイル]⇒[名前を付けて保存]。下のように保存設定のチェックが入っていることを確認して下さい。[保存]をクリックすると、「透明色に指定したい色をクリックしてください。」というメッセージが出るので、画面の白い部分をクリック。白が透明色として保存される。

Baloon IrfanView Plugin


 完成品が下の画像です。png型式だとファイルサイズが大きくなるのでgif型式にしました。透明処理をしています。この画像を使って、画像の縮小、左右反転、色調補正などを組み合わせて作ったのが一番上の画像です。一番上の画像はPhotoShopを使いましたが、レイヤーを使えるレタッチソフトならどれでもできる加工です。

Ballons



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2015年03月17日

写真の中の人物や日付けを消す方法


 写真の中の人や日付けを消すには、通常は、レタッチソフトの「スタンプツール(クローンブラシ)」を使うことが多いと思います。ネット上でもこの方法を勧めている記事がたくさんあります。

 ところが、この方法できれいに消し去るのはとても難しい。消した部分がどうしても不自然な感じになります。特に、消し去る部分が多かったり範囲が広かったりすると、きれいに仕上げるにはかなりのテクニックが必要になります。

 そこで、今日は、もっと簡単にきれいに仕上げることができる別の方法を紹介します。

 先ずは、下の写真をご覧下さい。

 一人の男性が石段を登っています。そこに、・・・。
gimp_Erase208.jpg


 二人の女性が突然出現します。
Org208.jpg
  Photo Source: Ⓒ Nekoshi

 もちろん、下の写真の方が元画像で、上の写真は二人の女性を消したものです。スタンプツールでは、このような広範囲の消去はかなり難しいと思います。
 写真はカンクーンに行った時に撮影したものです。登っているのは石段ではなく、ピラミッドです。

 今回は、フリーのレタッチソフト「GIMP」を使っています。使っているプラグインが重要です。
 もう一つ別の方法を紹介します。
 下の写真は、「Microsoft Digital Image」を使って作ったものです。

MDImage208.jpg

 どちらも女性がきれいに消えています。
 「Microsoft Digital Image」を使った消去の方法については、以前、「写真の中の人物をあっという間に消し去る方法」という記事で紹介しているので、今回は、GIMPを使った方法を説明します。


写真から簡単に人物を消し去ることのできるGIMPのプラグイン
 このプラグインの性能には驚きます。GIMPがインストールされている前提で説明します。

1.まず、プラグインを入手します。
 このプラグインを見つけるのに結構苦労するので、手順を書きます。
  「GIMP Plugin Registry」へ行き、下の画像の赤枠のリンクをクリックして、プラグインをダウンロードします。

Gimp_plugin_Heal.png


2.ダウンロードしたファイル(Resynthesizer_v1.0-i686.zip)を解凍し、中に入っているファイルを以下の場所にある「plug-ins」というフォルダーに移動します(txtファイルは不要なので削除して下さい)。

 C:\Users\ユーザー名\.gimp-2.8\plug-ins\

 これでプラグインのインストール完了です。

3.GIMPを起動し、お好みの写真を開きます。
  消したい部分を「(なげなわアイコンの)自由選択」ツールなどを使って囲み、範囲指定します。

4.メニューの[フィルタ]⇒[強調]⇒[Heal selection]。
  
Gimp_plugin_Heal2.png


 下の画像のような「python_fu_heal_selection」画面が開くので、そのまま[OK]。
 なお、写真の解像度により[Context sampling width]の最適な値は異なるので、うまく消えなかったり、消した部分の色がおかしいときには、この値をデフォルトの50より大きい、70~400程度の値に変えてみる。

Gimp_plugin_Heal3.jpg



Photoshopを使って、写真から日付けを取り除く方法
【管理人の覚え書きです。】

1.日付けを自動選択ツールで選択

Photoshop_erase_date01.jpg

2.[選択範囲] ⇒ [選択範囲の変更] ⇒ [拡張] ⇒ [拡張量]を3pxに設定。⇒ [OK]

Photoshop_erase_date02.jpg


Photoshop_erase_date03.jpg


3.[Shift]+[F5] ⇒[塗りつぶし]ダイアログが開くので、[内容]を[コンテンツに応じる]を選択 ⇒ [OK]

Photoshop_erase_date04.png


これで日付けが跡形もなく消える。
Photoshop_erase_date05.jpg

 

posted by ネコ師 at 03:18| Comment(2) | 役立つ知識(画像編1) | 更新情報をチェックする

2015年03月08日

画像の下部を波形や千切れたように加工する方法


 画像の「以下省略」的な効果として、画像の上部だけを表示して、下部の方は波形にカットする方法があります。あるサイトで、きれいな波形のギザギザ、影付きカットを見かけました。とてもきれいに仕上がっていて、どうやって作ったんだろうと興味を持ちました。そこで、自分でも作ってみました。やり方は自己流ですが、きれいに仕上がったと思います。

画像下部の波形カット


 この波形カットを基本形にして、ギザギザカットにします。ついでに影も加えました。
 下の画像は、解像度を落としたので、少し画質が劣化してしまいました。

画像下部のギザギザカット


波形ギザギザカット写真の作り方
 今回は、PowerPointを使います。
1.PowerPointのスライドに写真を挿入します。([挿入]⇒[図])

2.[挿入]⇒[図形]で、「星とリボン」グループの[大波]を選択。
図形、大波

 「大波」の図を写真の前面に表示し、位置を合わせる。[図形の塗りつぶし]と[図形の枠線]で白を指定する。

PowerPoint_figure002.jpg


3.[Shift]キーを押したままで写真と図形の二つを選択。右クリックし、[図として保存]で保存する。png形式で保存される。

4.保存した図をIrfanViewで開き、必要な部分だけ選択して、[編集]⇒[選択範囲を切り出す]でトリミングする。次に、[ファイル]⇒[名前を付けて保存]。下のようにチェックが入っていることを確認して保存。
IrfanView_png_transp1.png

 透明色を聞いてくるので、画像の白い部分をクリックして、白を透明色に指定。これで、白い部分は透明になる。

 ギザギザにするには、上の2.のところで、図形の[フリーハンド]を選び、ギザギザ図形を描く。
 [描画ツール]の[図形の編集]⇒[頂点の編集]で[閉じたパス]を選択。後は、塗りつぶしと枠線の色を白にする。以降、上と同じ手順。

 影を付けるには、透明処理した図をPowerPointに読み込み、[図のスタイル]グループの[図の効果]で[影]を選択。影を付けられるのは、上の4.で透明処理をしているからです。透明処理をしないと写真全体の影になってしまいます。

 この方法はいろいろな場面で役立ち、用途が広いと思います。楽譜なども下の画像のように簡単に、きれいに加工できます。
 
score002.png


 写真に白い部分があると透明になってしまうので、その場合は、図形の塗りつぶしで写真に使われていない色を指定します。


posted by ネコ師 at 00:54| Comment(0) | 役立つ知識(画像編1) | 更新情報をチェックする

2015年03月01日

小さなバナーなのに文字がはっきり読める


(以前書いたこの記事の内容に不満があったため全面的に書き直しました。写真に文字入れする場合にも役立つ情報だと思います。 2015/03/01)

  webサイトで、小さなバナーなのに文字がしっかり読めるものがあります。小さなバナーに多くの文字が入っているのに、なぜ読めるんだろう。自分で作るとぼやけてしまい、文字がクッキリと見えない。そんな不満を抱えていませんか?

 今日は、小さなバナーなのに文字がクッキリ見えるようにする方法を紹介します。
 先ずは、下の三つのバナーをご覧下さい。サンプルは本館のタイトル「ネコ肉球4個分の幸せ」です。10文字と長いタイトルなので、文字がクッキリ見えるかどうかのサンプルとして適していると思います。
バナー1 (160px X 26px)
png_LOGO_TEST001.png

バナー2 (90px X 15px)
png_LOGO_TEST001.png

バナー3 (60px X 10px)
png_LOGO_TEST001.png


 いかがでしょうか。小さな文字もクッキリ見えると思います。マウスのジョクダイヤルを回して拡大表示してみて下さい。「バナー3」も驚くほどクッキリと表示されているはずです。

 実は、上の三つのバナーはまったく同じものです。表示の仕方を変えているだけです。
 ただし、表示方法を変えただけではこのようにクッキリしたバナーを作れるわけではありません。

 このようにきれいなバナーを作り、表示する方法を以下で具体的に説明します。


1.バナーをきれいに作る方法
 バナーは、背景と文字で構成されます。背景は単色の場合もあれば、写真が使われることもあります。このバナーにクッキリした文字を入れるには、以下の方法を採ります。

 (1) officeで文字入れする
   上のサンプルバナーはWordの「ワードアート」を使って文字を書き、それをPowerPointのスライドにコピーし、png型式で保存しました。わざわざPowerPointを使っている理由は、png型式で保存が簡単にできるからです。好みの問題でしょうが、管理人はいつもこの流れでやっています。
   Wordの「ワードアート」を使って文字入れすると、さまざまな効果を加えることができます。

 (2) 文字入れしたバナーはpng型式で保存する
   JPG型式の写真の上に文字を挿入し保存するとき、そのままJPGで保存すると文字がボケてしまいます。文字入れした場合はPNG型式で保存します。

 (3) 文字入れ後は縮小しない
   画像に文字を入れをしてpng型式で保存し、後で画像のサイズを縮小しようとすると文字がボケます。あまり小さく作るとやはりボケてしまいます。これを避けるため、最初からある程度の大きさで作ります。たとえば、上のバーナーのサイズは、「590px x 99px」です。どのくらいの大きさが良いかはいろいろな条件に影響されるので一概には言えません。幅500pxくらいで作っておけば無難でしょう。仕上がりのファイルサイズが50kb程度なら良いのではないでしょうか。本当は、20kb以下を目指したいところです。

2.バナーをきれいに表示する
 上の方法で作ったバナーを表示してみると文字がクッキリ見えていると思います。
 これは、web上で小さく表示しているからです。

 このサイトの記事欄では、基本的に幅570pxの画像を使っています。上のバナーのサイズは「590px x 99px」なので、そのまま表示すると枠からはみ出てしまうくらいの大きさになっています。そこで、小さく表示されるように設定します。アスペクト比に従い、縮小表示します。管理人は、以前は比例計算していましたが、最近はIrfanViewの「リサイズ/サンプリング」で縦横のサイズを調べています。
IrfanView_Size01.png


 横幅を指定すると高さが表示されるので、その値をタグに書き込みます。例えば、幅60pxでは高さが10pxになります。画像の貼り付けタグは以下のようにします。
バナーの縮小表示用貼り付けタグ

 以上です。

 以下は以前の記事です。参考程度にご覧下さい。あくまでもjpgにこだわるのであれば有効な方法かも。

 以下は一般的なバナーサイズとして、幅120pxで作ったものです。ソフトは「彩彩畑」を使っています。

Sai120.gif


 下は、幅80pxにしたものです。

Sai80.jpg


 バナーいっぱいに文字が書かれていて、何とか読めますが、拡大してみると、文字が汚い印象を受けます。

 次に、下のバナーをご覧ください。
 やはり、幅120pxのものと80pxの二種類です。

120x40Cat.gif


80x27Cat.gif


 違いが分かりますか。下のバナーは、文字がずっと小さいのに鮮明に見えます。文字の背景もきれいです。

 これは、画像縮小ソフトの問題ではなく、そもそもの作り方が違います。

 余分な部分を切り取り、幅60pxで作ったミニバナーが、下のバナーです。小さなバナーの中に「ネコ肉球4個分の幸せ」の10文字をしっかり読むことができます。

l60.gif


【作り方】
 さて、作り方です。

 Photoshopのロゴの作り方のチュートリアルを見ていて気づいたのですが、綺麗なロゴを作るには、最初にキャンパスサイズを4000px× 3000pxなどの巨大なサイズに設定しているということです。

 この設定で作っていき、保存。あとで好きなサイズに小さくします。
 縮小ソフトをいろいろ試したのですが、Irfanで縮小したものと大きな差を見つけることはできませんでした。

 JTrim、PictBearの高品位縮小プラグイン、このブログでもご紹介した「縮小専用。」など、高品質で縮小できると言われていますが、Irfanによる縮小も同様に高品質でした。

 上のバナーは幅3000pxのキャンパスで作っています。

answer.gif



posted by ネコ師 at 00:03| Comment(0) | 役立つ知識(画像編1) | 更新情報をチェックする