2015年02月12日

ボリビア旅行で犯罪被害に遭わない心得


 ボリビアを旅行している日本人が多数犯罪の被害に遭っているようなので、注意喚起の意味で書きます。

 在ボリビア日本国大使館から「在ボリビア日本国大使館在留邦人向けメールマガジン」が送られてきます。以前登録していたので、今も送られてきています。

 その内容は、日本人旅行者が犯罪の被害に遭ったケースについて、「事件の概要」を説明し、「当館のコメント」として、注意すべき点が記載されています。

 最近、特に目を引くのは、「危険を予知し、十分注意をしていたにもかかわらず被害に遭ってしまうケース」です。

 犯罪の種類は多岐にわたるので、いちいち書きませんが、注意していれば防げる被害がほとんどです。
 実際に、起きている犯罪のほとんどすべてがボリビアに限ったものではなく、どこの国でも発生しているものです。

 日本人が犯罪の被害者になると、被害に遭った方はもちろんのこと、後から行く旅行者にも影響を及ぼす恐れがあります。日本人が犯罪のターゲットにされるからです。

 被害に遭う方は、「そもそも論」の部分が欠落しているようです。
 「たまたま運が悪かった」と思っている人が多いように思います。でも、「今まで被害に遭わなかったのは、たまたま運が良かっただけ」、という現実を知るべきです。

 ボリビアのラパスやサンタクルスのような犯罪多発地帯では、細心の注意を払っていても犯罪被害に遭う恐れが多くあります。

 このような国や地域における「そもそも論」とは、

1.夜間は出歩かない。
2.人通りの少ない場所には行かない。
3.ホテルから呼んだラジオタクシー以外には乗らない。
4.バスには乗らない。
5.見知らぬ外国人が話しかけてきたら、(仲間に囲まれる前に)一目散に逃げる。
6.貴重品はバッグやカバンには入れずに肌身離さず持っている。

 大使館のメールレターに記載されている事件の90%は、上に書いたことで防げるはずです。

 認識を変えることが重要でしょう。
 1.犯罪者は本当に一人ですか。知らぬ間に彼の仲間に取り囲まれていませんか。

 2.タクシーは外界と遮断されたとても怖い乗り物です。どうすれば安全なタクシーに乗れるか考えましょう。

 3.(目に見えない)複数の犯罪者に取り囲まれた状況で、「注意していれば大丈夫」という盲信はどこから来るのですか?
   もし、自信があるのなら、犯罪者が何人までなら大丈夫と言えますか? 勝手に相手は一人か二人と限定していませんか?

 4.「周りの人が助けてくれる」と勘違いしていませんか? 自分がトラブルメーカーなのに!
 (現地の人がやらないことを平気でやって犯罪被害に遭い、誰も助けてくれなかったと言っている人がたくさんいます。)

 5.手品の物質消滅に驚いていませんか? 周りの人には見えていて、驚いているのはあなた一人だけなのに!

 では、残りの10%についてお話しします。
 この残りの10%を占める「注意していても防げない犯罪」は、どうしようもありません。

 被害に遭ったらあきらめましょう。

【管理人の経験】

 ラパスに数日滞在したとき、最終日前日に乗ったタクシーの運転手から、翌朝空港まで安価で送ると言われましたが断りました。なぜなら、相手に準備期間を与えるから。 

 チチカカ湖近くの道路で検問にあう。パスポートは(なぜか)ホテルに置いてきたので、JALカードを示し日本人だと主張し(とにかくしゃべりまくった)、事なきを得る。タクシーの運転手から「賄賂を支払ったのか」と聞かれた。田舎の警官に賄賂を支払うほどウブじゃないよ。

 
 ボリビア旅行は、犯罪もさることながら、実は「事故」の方が怖いです。
 毎年、たくさんの人がバスや車の事故で亡くなっています。

 このように書くと、読者の皆さんは、一般論として捉え、「自分のこと」としては考えない。
 ボリビアのバスの事故については、本館で何度も書いているので、ここでは書きませんが、怖いです。


 ボリビアの犯罪被害についての情報は、大使館の「在ボリビア日本大使館領事班の掲示板」で入手できます。
 旅行前に、是非、ボリビアで発生している犯罪のタイプとパターンを学習して下さい。日本人旅行者が同じような犯罪に巻き込まれているのがよく分かります。その後で、もう一度、この記事を読み返して下さい。
 このリンクでアクセスできない場合は登録が必要かも。


posted by ネコ師 at 01:34 | Comment(0) | 役立つ知識(海外旅行編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月16日

ウユニ塩湖湖面の状況をリアルタイムで調べる方法:NASA - Worldview


 ウユニ塩湖の湖面の状況をリアルタイムで閲覧する方法をご紹介します。

 死ぬまでに一度は訪れたい場所の一つとして挙げられるボリビアの「ウユニ塩湖」。
 そのウユニ塩湖でも、年間で2ヶ月間程度しか見ることのできない「鏡張り」の塩湖は、ウユニ塩湖への旅行を計画している人にとって垂涎の光景でしょう。

 ところで、この「鏡張り」の光景を見ることができる時期と期間は年により大きく変わります。基本的には1月〜3月です。雨の多い年には、11月、12月に鏡張りになることもあるようです。そして、鏡張りが終わるのは3月。雨の多い年には、5月頃まで見ることができる・・・らしいです。

 雨の少ない年は、1月末から1ヶ月間程度しか見られないということもあるようです。

 雨が少ないと、湖面全体に水が溜まらないため鏡張りにはなりません。
 雨が多ければ良いわけではありません。雨が多くて水深が深くなってもきれいな鏡張りにはならないようです。また、雨が降りすぎると湖面の水位が上昇するため、湖面へ車を乗り入れることができなくなります。どこかの旅行社はバスを使うので水深が深くても大丈夫といっていますが。
 
 近年、降水量は減少してきている上に、年間降水量は年により大きく変動します。このため、鏡張りを見られるかどうかは、かなり運に寄るところが大きいといえるでしょう。

 雨がいつ降るかは誰にも分かりません。ましてや、どれだけの量が降るかなど予測できません。
 しかし、せっかく「死ぬまでに一度」という想いで地球の裏側まで出かけるわけですから、少しでも現地の最新情報が欲しいところです。今年は、例年に比べてどうなんだろう?

 このような情報を探す場合、ネット上の口コミが参考になりますが、探すのが大変です。
 「ウユニ塩湖の状況を自分の目で確認したい」というニーズがあるように思います。

 今日のウユニ塩湖はどんな状況か?

 そんなニーズに応える記事を書きたいと思います。

【リアルタイムでウユニ塩湖の衛星画像を視聴する方法】
 NASAが提供する「Worldview」で、世界中の"今日の衛星画像"を見ることができます。ランドサットデータのようです。バンドを変更することで、水を強調した表示にすることも可能です。

 「Worldview」は下の画像のようになっています。画像にリンクを貼っているので、画像をクリックすると(今回の目的に合わせて)バンド調整済みのページを開くことができます。
NASA_Worldview2.jpg


 2012年12月から2014年12月13日までの時系列衛星画像をYouTubeにアップしました。
 まずは、このビデオをご覧下さい。


【衛星画像解釈】
1.ウユニ塩湖は、岸の部分と接している湖面が低くなっています。このため、雨が降ると、岸近くの水位が深くなります。雨が降り続けると岸辺付近は80cm以上の水深になります。塩湖の中に車を乗り入れることができないのはこのためです。また、塩湖の中にある観光の定番である魚島なども同様で、水深が深くて近づくことが困難になります。

2.ウユニの町側から塩湖に乗り入れる道路は一箇所です。
 下の画像で塩湖全体の位置関係を確認して下さい。ルートは、管理人が二回目のウユニ旅行で辿ったコースです。

Mapa_Salar_Uyuni.jpg

source: Google Earthより加工

3.ビデオで、塩湖湖面と陸地との境界部分で濃い青色に注目して下さい。水深が深い部分です。この色が濃くなるほど、湖面全体が水を覆われていきます。湖面中央部の水位は深い時でも数センチです。濃い青が全く見えない時期は乾期で、塩湖はカラカラに乾いています。
 1月中から2月がほぼ確実に鏡張りを見ることができる期間です。この時期の岸辺付近の色の濃い部分の範囲に着目して下さい。色の濃淡は画像化の状態によって変化しますが、範囲が重要です。青い部分がこの期間と同じ位置にあれば、鏡張りの塩湖を見ることができます。

 ウユニ塩湖表面の水位はとても複雑です。たとえば、お風呂の水の水位はどこも同じです。ウユニ塩湖がそれと同じと考えるのは大間違いです。湖面全体に無数の凹凸があり、それらが集まってブロックを形成し、水の流れが制限されます。湖面なのに水深の深いところと浅いところがあるのはこのためです。

 これが、ビデオでは湖面の縞模様として現れています。風が影響しているものと考えられます。

4.2014年10月22日の画像で、突如、青い部分が出現します。これは、10月21日の降雨による結果だと考えられます。同様に、11月18日の水位上昇は11月14日からの降雨の影響のようです。この時期に湖面の水位が上昇しているのは珍しいことではないでしょうか。

【まとめ】
 管理人が現地に行った2010年の衛星画像影配信されていないので、残念ながら画像の色と現地の水深との比較ができません。

 口コミを頼りに地道に照合作業をすればできるかも。
 Google Earth等にアップされている写真は、いつ撮影されたのかの情報がなく使えない。Exif情報を見ても書かれていない。残念ながら使えない。

【NASA - Worldviewについて】
 上の画像に設定しているリンクを開くと、ウユニ塩湖の、しかも、ランドサットデータの中で水を表現できるレイヤーセットが表示されます。様々なバンドをレイヤーに設定できるのですが、今回設定したバンドのレイヤーセットがウユニ塩湖の表面水位を見るには適しているように思います。

NASA_Exp1.jpg

 
 画面下のスライドバーを動かすと、2年間程度は過去に遡って閲覧できます。結構雲がかかっているため、全景を捕らえているイメージはそれほど多くありません。

posted by ネコ師 at 06:24 | Comment(0) | 役立つ知識(海外旅行編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月27日

海外旅行:ホテル内での安全確保


 海外旅行で盗難にあった経験を持つ方は結構多いのではないでしょうか。
 その多くは、滞在しているホテルで発生していると思います。

 管理人は、こんな経験があります。

1. ロスのホテル・オオタニでの盗難
 ホテルをチェックアウトし、荷物をフロントに預けました。出発便までは時間があり、買い物に出かけるためです。預けた荷物の中には、当時住んでいたコスタリカの通貨・コロンで30ドル相当の現金を入れた財布が入っていました。荷物を引き取ったところ、この財布の中身がない。

 通常は、財布を残すような無謀なことはしないのですが、その時の心理状態としては、「中米の小国の通貨を盗んでも、米国内では換金できないから盗む人はいないだろう」、「日系ホテルで、しかも、預けた荷物の保管場所がフロントの直ぐ後ろで、盗まれることは無いだろう」、というものでした。しかし、現実には現金を抜かれてしまいました。

 「通常はこんな無謀なことはしないのですが」と書いた理由は、以前、インドネシアに旅行したとき、同僚のトランクに入れてあった現金が抜かれたということを目の当たりにしていたからです。この時は、香港のトランジットで抜かれたのだと思います。でも、ロスの出来事は、金額が少ないということも気のゆるみにつながったようです。

 現金は足が付きにくいので、泥棒の標的になります。
 現金で足が付きにくい理由は、おわかりのように、自分が持っていた現金だと証明できないからです。

 ところが、それを証明する方法があります。お行儀の良い日本人は思いつかない方法です。
 その方法とは、・・・・。解答編は記事末です。

2.フィレンツェのいかがわしいホテル経営者
 ホテルの盗難で最も多いのは、外出している間やシャワーを浴びている間に貴重品を盗まれること。 ほんのわずかな時間でも盗まれてしまいます。 

 フィレンツェに旅行したときのこと。ホテルを予約していなかったので、やっと見つけたホテルに到着して一安心。ホテルにチェックインを済ませ、早速、フィレンツェ見物に出かけました。ネコ師の奥様は、「疲れたから部屋にいる」というので、子供達と出かけました。

 フィレンツェの市内見物を終え、ホテルに戻ると、ネコ師の奥様が怒っています。
 一家全員で出かけたと勘違いしたホテルのオーナーが部屋に勝手に入ってきたというのです。

 ネコ師の奥様がいるのを見ると、何も言わずに出て行ったとか。
 オーナーを問い詰めても、「タオルの確認に行った」とか言い訳するのが目に見えています。

 たぶん、到着してすぐの観光客は疲れていて油断していると思い、そこを狙って貴重品をくすねようとしたのだと思います。通常、ホテルに着いてから貴重品の有無を確認しておらず、貴重品がホテルで盗まれたのか、旅行中に盗まれたのか、旅行者自身でもわからないからです。

 旅行者は、通常、短い日程で、しかも、旅程の変更ができないという状況で旅をしています。盗難にあっても、警察に届けるようなことはしません。せいぜい、ホテルを通じて警察に連絡し、後の処理はホテルに任せる、という方法を採らざるを得ません。ところが、ホテル側は、貴重品の管理は宿泊客の責任であると宿泊規程に明記し、その条件を理解した上で宿泊した客なのだから、盗難についての責任を採るつもりも、盗難事件が解決するために働きかけることもしません。

 盗難に遭ってから、不満を辺りにまき散らしている人を見かけます。そのような人は、不都合があれば、すべて国のせいにしようとしますが、外国ではそれが通用しない不条理を痛感します。誰でも最初は授業料を払うと、あきらめが肝心。それがいやなら、貴重品は肌身離さず、が基本です。

【解答編】

 外国の紙幣を見ると、よく書き込みがされていることに気づくと思います。単なるマークからイニシャルらしきもの、しまいには名前のフルネームから言葉までさまざまな文字が書き込まれています。

 最初、何のためにこんな書き込みをするのか不思議だったのですが、どうやら盗難と関係があるようです。書き込みをした同じ紙幣が、いつの日か再び自分の元に戻ってくるかも、というロマンのある動機ではありません。

 このような紙幣への書き込みは、日本の紙幣ではほとんど見かけることはありません。
 それは、法律で禁止されているのも理由の一つでしょうが、やはり、日本人はお行儀がよいのだと思います。もし、日本人が紙幣に何か書き込むとしても、鉛筆を使うような気がします。外国では、当然、ボールポンやサインペンが主流です。

 国民性の違いなのか、犯罪数の問題なのかはわかりませんが。
 外国のホテルの廊下は街路と同じで、パジャマ姿で歩いてはいけない、などと、一昔前の旅行ガイドブックには書かれていましたが、治安の面からみれば、まさにその通りです。部屋の鍵を持っている人間はたくさんいると考えるのが当然の結論。ドアチェーンは不可欠です。

 外国のホテルは、部屋にはいつでも誰でも入れる、ホテルや部屋に備え付けのセーフティボックスは泥棒のえさ箱、という認識が必要です。

posted by ネコ師 at 00:39 | Comment(0) | 役立つ知識(海外旅行編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月14日

海外旅行は怖い? 知らないと怖いことになりますよ


 海外旅行にはさまざまなトラブルが付きもの。その時、役に立つ情報を知っているかがものをいいます。
 管理人の経験から、トラブルに見舞われた時の解決方法や、トラブルを回避する方法を書きます。

 海外なんか何度も行っているよ。何を今更、と思うかも知れませんが、備えあれば憂いなし。知っておいて損はありません。管理人は何十回も行っていますので(笑)。

 また、様々なトラブルが怖いので、いつもパック旅行にしている、という方もいると思います。
 今日は、それらの悩みを解消したいと思います。 

 この記事は、どの旅行ガイドにも書かれていない情報だと思います。

1.海外旅行の三種の神器

 海外旅行の三種の神器というものをご存じでしょうか。

 まあ、三種の神器というよりも、それがなくては海外旅行ができない、というもの。

 それは、
  1.パスポート
  2.ビザ
  3.チケット
 

 の3つです。

 えっ、お金は? と思った人もいるかも知れませんが、出国税を払った後無一文でも、上の1〜3があればとりあえず、出国はできます。

 ここで注意しなければならない点をまとめて書きます。

 国によって入国に必要な条件が色々異なるため、その国の大使館のHPなどで確認が必要ですが、特に、開発途上国では、いろいろ制限が多いように思います。

 また、米国のセキュリティは本当に良く変わります。

 2009年1月12日から入国審査制度が大きく変わりました。観光など90日以内の短期滞在を目的としてビザを取らずにアメリカへ行く人は、事前にインターネットを通じて電子渡航認証システム「ESTA(エスタ)」に申請し、認証を受けることになりました。

 一般的な話しに戻しますと、まず、『パスポート』の有効期限。パスポートの有効期限が半年以上あることが条件の国があります。インドネシアがそうだったような。

 次に、『ビザ』。Visaカードではありません(笑)。1ヶ月未満の観光旅行ではビザを必要としない国がほとんどですが、どんな場合でも必要な国があります。ブラジルがそうです。ブラジルには何度か行きましたが、毎回、ビザをとりました。

 ビザも、小さめのスタンプを押す国からブラジルのようにパスポートの1ページ分にシールを貼る国まで様々です。ビザの有効期限にも注意が必要です

 管理人は一時期、海外出張が重なり、パスポートのページを増補してもらいました。これは1回しかできないため、たとえパスポートの有効期限が残っていても、スタンプを押すページがなくなった場合にはパスポート自体を再発行してもらう必要があります。

 残りの空欄ページが2ページのところで転勤になったため、何とか再発行をせずに済みましたが、本当にぎりぎりでした。こんな時、1ページにドドーンとビザのスタンプを押されると泣けてきます。

 入国の時など、ページの隙間を見つけて、「ここにスタンプを押してください」とお願いしていました。そうしないと空白のページに押されてしまいます。スタンプは重ねて押すことはできないようです。

 最後に、『チケット』。最近はチケットを発行しないノン・チケットの航空会社が増えましたが、やはり、チケットが今でも基本でしょう。

 このチケット、皆さんはどこをチェックしていますか。

 管理人は必ず、チケットの内容を全てチェックします。チケットの記載データに誤りがあると旅行できません。

 まず、間違うのが氏名。日本発券の場合はあまり間違いないのですが、外国で発券したときは良く間違いがあります。チケットに記載してある名前とパスポートの名前が一致していないと飛行機に絶対乗せてくれません。空港のカウンターで泣きべそをかくことになります。

 人のミスのせいにしても無駄で、貴重な時間が失われてしまいます。くれぐれも名前のチェックはして下さい。

 飛行機の便名が予定表と違いことも結構あります。時間が違うこともあります。特に注意しなければならないのは、夏時間を採用している国。

 夏時間の算定が複雑で、いつから替わるのか周知徹底していない国があります。これは、怖いです。

 このようなときは、決して人(旅行会社や航空会社のカウンターの人間)を信用せず、予定より1時間前に出かける方が良いでしょう。けっこういい加減なことをいいます。

 乗り遅れて「カウンターの人にこういわれた」と言っても、結局困るのは自分です。人は絶対信用しない、これが鉄則です。

2.海外旅行とクレジットカード

 海外旅行でクレジットカードは必需品です。上で三種の神器と書きましたが、実はクレジットカードを入れて四種の神器と言いたいところです。

 クレジットカードがないと、ホテルのチェックインの時にデポジットとして100〜150ドルくらいを現金で預けることが求められる場合があります。

 ホテル代をクレジットカードで支払うか否かは別として、クレジットカードの提示を求められ、持っていない場合には、現金を補償金として預ける必要があります。

 これは、結構、トラブルの原因になります。チェックアウトのとき、現金で支払おうとしたらデポジットの金額がホテル側のコンピュータの関係で確認できないとか、不測の事態が発生します。

 管理人は、ここでいつもトラブルので、クレジットカードを作りました。必需品です。

 ちなみに、無職の人はカードの審査が厳しいようです。失業するおそれのある人は、絶対に作っておくべきです。

クレジットカードの注意点
 クレジットカードは最低2枚持っていく必要があります。
 それはなぜか? カードの磁気が読めないトラブルが発生したとき、あなたならどうします?  

 これは意外に起こります。
 実際は、カードばかりのせいではなく、読み取り機の性能にもよるものでしょうが、こちらは読み取り機を選べません。

 「このクレジットカードは使えません」と言われたときは真っ青になります。手持ちの現金を多く持ち歩く人はそれほどいないのではないでしょうか。

 クレジットカードにかなり依存しています。クレジットカードが使えなくなったら、旅行は中止せざるを得ません。

 クレジットカードの磁気が読めなくなるトラブルが発生することを考慮して、最低2枚は持って行くべきです。

 次に注意すべき点は、クレジットカードの会社の種類。管理人は通常、VISAを使いますが、一度だけ使えなかったときがありました。アジアのどこかの国。いっぱい行っているので覚えていないのですが、スリランカかラオスだったと思います。

 アメックスが良いという話を聞きますが、VISAは無敵です。逆にアメックスが使えないケースは結構ありました。VASAが使えなかったのは1回きりです。

 また、クレジットカードの期限の問題が発生したことがありました。旅行期間中にカードの有効期限が切れたのです。

 この時は、使わなかったので問題はなかったのですが、実態上も、問題はないようです。

 カード記載の有効期限が過ぎても、そのクレジットカードは使えるようです(管理人の知り合いが日本に来た時、この状況になりましたが、クレジットカードは使えました。データに問題なければOKのようです)。

クレジットカードの留意点(補足)
 日本はまだまだクレジットカード社会ではないので、クレジットカードの怖さを知らないように思います。そこで、少し追記することにしました。

 まず、クレジットカードの信用情報は利用者にとってとても恐ろしいものだということを知っておく必要があります。一度でも決済できないと記録が残り、その記録を消すことはできません。この不名誉な記録は後々まで響いてきます。だから、米国などでは、カード利用者は、絶対に決済できるように注意しています。

 ところが、管理人の上司は、預金残高が足りず決済できなかったのですが、人ごとのように言い訳をしていました。「おいおい。海外の仕事をしているのに、そんな感覚かよ」と呆れました。信用調査に言い訳は通用しません。決して消えない世界レベルの前科になるので、注意した方が良いでしょう。新たなカードの発行などで面倒なことにもなります。信用調査を受ける取引や就職などでも不利益を被ります。知らないのは本人だけですが。

3.なぜか旅行ガイドブックに書いていない!

 これから書くことは、不思議なことに、どのガイドブックにも載っていないことばかりだと思います。

 本当になぜ載っていないのか不思議ですが、だからこそ海外旅行をする人は必読の価値があると思います。

 管理人は、田舎のフライトが多かったため、旅行会社が選択した通常のフライトでは飛べないことがよくありました。信じられないようなトラブルにも遭いました。

 そんなとき、どーする? 

 実はどのガイドブックにも書いていません。すべてはツアーコンダクター任せです。

 または、地球の歩き方ですか? 突拍子もないまったく参考にならないことばかり書いています。○○の街角で出会った△△がすてきだった。それがどうした、と言いたい。再現性がなければガイドブックとして意味がない。情報の垂れ流し。だから、管理人はガイドブックを読みません。

 旅行中に遭遇する問題の解決は決して難しいことではありません。トラブルのほとんどは旅行開始前に避けることができます。

 管理人は、家族で私的な海外旅行(海外? もともと海外に住んでいる場合も海外?)をする場合、日程を決めないで旅立ちます。決まっているのは出発日と帰国日だけ。旅行中の動きはすべてフリーです。

 なぜ、こんなスタイルを採るかというと、長期間の旅行では体調が悪くなったり、その場所が気に入ってもっと滞在したくなったりすることがあるからです。

 そんな管理人でも、初日のホテルは必ず予約します。

 行ったことのない土地でホテル探しをするのは大変です。でも、それは最初だけで、すぐにその土地のコツを覚えます。だから、初日の宿だけ確保します。これを怠るとひどい目に遭います。観光地で、かつシーズンによっては、まったくホテルがとれないこともあります。

 何度も行ったことのある土地でさえ、季節によっては予約がとれないことがあります。ましてや、初めての土地(国)ではなおさらです。

 土地勘のない人間にとって、初めての国でホテル探しをするのは時間の無駄です。だから、初日の宿泊先だけは必ず予約するようにしています。

どこで両替するのがお得かと考えたばかりに時間を無駄にしました

 いろいろな国に旅をする場合、現地通貨に換金する必要があります。この時、迷うのが換金額と換金する場所。

 まず、換金額ですが、一般的には換金額は最小額にすべきです。もし余ると、再度換金しなければならず、手数料と通貨の売り買い価格差で損をします。

 ・・・・、という説明が一般的です。
 しかし、それは旅の目的次第です。クレジットカードが使えるので現金はほとんど不要、と言いきる人がいますが、その人の頭の中はアメリカやフランスなど先進国のことしか考えていないように思います。

 例えば、ボリビアで、タクシーを一日借り上げて旅行します。100ドル以上必要です。ボリビアはドルが使えるので便利です。

 ところが、アルゼンチンではそうはいきません。日本と同じような感じです。タクシーに乗っても、ドルは受け取ってもらえません。

 アルゼンチンに旅行した時、空港で換金すればよかったのに、少しでも換金レートのよい街の換金ショップで換金しようとしてひどい目に遭いました。現地通貨がないためどこにも行けない。ホテルでも換金してくれない。街の換金ショップの場所がホテルからかなり遠い、などの理由で、大変な時間をロスしました。

 本当にわずかばかりの換金レートの差にこだわったことが招いたトラブルでした。
 ドルはキャッシュディスペンサーから引き出したのですが、引き出せる機械を設置している場所が限られている上、一日の引き出し額も上限があり、何度も足を運ぶことになりました。

 わずかばかりの換金レートで時間を失っては何のために高い滞在費を払って旅行しているのか分からなくなります。このような失敗があってから、換金できる時に換金することにしました。また、換金額も少し多めにします。せっかくの旅行なので、そんなことでケチっても仕方がないように思います。

 ******** 経験談 **********

 南米に住んでいたとき、最初にイタリアへ行き、次にスペインへ行く旅行を計画しました。イタリアの初日はホテルを予約してあったので問題はありません。しかし、次の国、スペインは何の予約もしていません。予約していたのはフライトだけ。

 マドリッドに着いて、すぐに地中海側のマラガに向かいました。マラガに着いて観光案内所に行ったら長蛇の列。1時間くらい並んで、市内のホテルのリストをもらいました(旅行案内所ではホテルの斡旋はしてくれなかった)。

 そこで、駅にある電話から、リストの上から順に(でも高いホテルは除いて)電話をかけまくりました。

 大体は、「(たぶん昼食時だったので時間帯の関係で)電話に出ない」、「予約がいっぱい」、という回答で、だんだんあせってきました。でも、リストの上から10軒目くらいのホテルでOKをもらい、住所を聞いて、タクシーでホテルまで行きました。

 この時は、「やはり最初のホテルだけは予約すべきだった」とつくづく思いました。

 マラガに着いてからホテルに到着するまで3時間くらいロスしました。家族は長旅の疲れもあり「ブーブー」の状態で、ホテルに落ち着いたときはホッとしました。

4.フライトキャンセル

 旅行中の移動先がたくさんあると、旅行途中でフライトがキャンセルされる場面に出くわすことがあります。

 この時は、注意が必要です。しっかり手続きをしないと、そこから先の旅行スケジュールがすべてキャンセルされてしまいます。

 例えば、成田−シンガポール−インド−香港−成田、という日程で旅をするとします。ところがシンガポールまで行ったとき、インド向けの飛行機が機体の不調でキャンセルになったとします。

 日本の旅行代理店の人は同行していないとします。

 あなたならどうしますか。

 まず、その航空会社の空港カウンターに行って、別の便を探してもらいます。どうしてもその日に行く必要がある場合には、別の航空会社の便も調べてもらいます。

 この日の便がない場合は、その航空会社にホテルを用意するよう言います(もちろん、料金は航空会社負担)。

 なんとか別の航空会社の便の空席が見つかった場合、フライトキャンセルになった旅行会社の空港カウンターの人と一緒に別の空港会社カウンターに行き、チケットに裏書き(エンドース)してもらいます。

 これで、それ以降の旅行日程がつながります。この手続きをしないと、それ以降の旅程のフライトがすべてキャンセルされてしまいます。これは恐ろしいことです。

 フライトがキャンセルになったとき、自分で勝手に別の航空会社の手続きをして、当初の目的地に着いたとしても、そこから先のフライトは全てキャンセルされています。

 数週間前から予定していたスケジュールが一端キャンセルされてしまうと、新しくスケジュールを組み直すことになりますが、空席があるという保障はありません。あなたの旅行はめちゃくちゃになります。

 フライトがキャンセルになるとカウンターが混み合い、交渉するのが大変ですが、先方は、一人一人の乗客の要望をきちんと処理していきますので、後ろにどんなに人が並んでいても遠慮せずに自分の条件を言うことが大切です。旅行者それぞれ条件が異なりますから。

 フライトがキャンセルになる理由には気象条件があります。旅行会社の規定では気象条件は保障の対象にならないと書いてありますが、実際には便宜を図ってくれます。

 フライトキャンセルが発表されるとカウンターは乗客が殺到しますが、1時間もすれば皆それぞれの解決方法を見出し、いなくなります。

 この時がチャンスです。ここで、いろいろ自分の主張をまくし立てて、ゴネます。そうすると、空港会社はホテルを用意してくれます。

 ゴネないと自分で負担することになります。混んでいるときに言ってもだめです。規定を盾に、ホテルの用意はしてくれません。航空会社は、自社の負担にならないように、天候や飛行場のせいにしたがります。

5.ホテルの枕銭をいれるのは日本人だけ?

 チップは日本ではなじみのない制度です。

 外国暮らしが長いと、チップを渡すのにも慣れてきて、チップも計算に入れて食事の料金を考えるようになります。

 チップに慣れていない日本人の間違った情報は、「食事価格の10%」という情報でしょう。

 個人ならそれでよいのでしょうが、団体で、例えば5万円分の飲食をしたら5千円のチップを支払うことになります。これを払うのは日本人だけでしょう。

 実際は2千円も払えば十分です。考えても見て下さい。一つのテーブルの食事を2時間程度サーブするだけで5千円になる職業があったなら異常です。ウエイターはいくらもらっても同じ対応です。多くチップを払う日本人を単なるお金持ちとしか見ていません。

 多く払っても少なく払っても同じです。逆に、多く払うことは、そこの相場を壊します。日本人の多く行くグアムやハワイは最たる例で、日本人観光客はウエイターになめられています。

 さらに、それが当たり前というような顔をした日系人にはうんざりです。

 以前から、「ホテルの枕の下にお金を置くのが海外の常識」ということを良く聞きました。でも、これは不思議なことだと思っていました。なぜなら、この習慣はいかにも日本の旅館を連想させるからです。

 旅行ガイドやフライトアテンダントの体験談にお金を置くように書いてありますが、実際に外国人は置いているのでしょうか。…… 置いていません。

 これを確かめるため、国際機関に働いている人に聞いてみました。でも、彼は「そんなことはしたことがない」と言っていました。逆になぜ支払うのか聞かれてしまいました。

 チップに対する考え方が違っているようでした。チップは特別なサービスを受けたからその対価として支払うものであって、それ以外は料金に含まれるのだから支払う必要がない、という当たり前の論理です。

 チップはパーセントではなく、自分が受けた「特別なサービスの対価」として支払いましょう。気分の悪いウエイターには1円も支払う必要はありません。

 不愉快な態度をするウエイターを野放しにしてはいけません。チップは?と聞かれたなら、サービスを受けていないと怒って応えて下さい。繰り返しますが、日系人の多い、ハワイとかロストかグアムでは特に気を付けましょう。

 ウエイターの賃金が安いとかいう話は店の経営者が考えることで、客の考えることでは決してありません。客はサービスの対価を払っているのですから。「枕銭の日本人」から脱却して欲しいです。教育が行き届いたホテルでは、「枕銭」は絶対に受け取りません。枕の下にそのまま残っています(笑)。

 日本人の国際化が進んでいると数十年前から言われていても、この点はなぜか誰も指摘しないことが不思議です。

 ちなみに、海外から帰国したとき帝国ホテルに宿泊したのですが、ホテルスタッフはチップを受け取らなかったです。ホテルの入口から英語で話しかけられ戸惑いました。海外生活が長いと顔つきも日本人離れするようです。

6.旅行中はあちこち動かない

 我が家の旅行プランの立て方は、多分、他の人とはちょっと変わっています。

 一カ所に長期滞在型の計画を立てます。駆け足で何カ所も移動する旅行は、家族旅行、特に小さな子どもがいるときは不適です。

 フランスに行った時は、「豪華、パリ9泊の旅」をしました。フランス旅行9泊とか、旅程が9泊10日なのではなく、パリのど真ん中に9泊しました。

 さすがに9日もパリにいると行くところがなくなってしまいます。

 市内はみんな見てしまった。(実は見ていないところもたくさんあるけれども、体力が持たない!)。

 だから、二度とパリに行きたいとは思いません。心残りがない、と言う感じです。(本当はルーブルにまた行きたいけれど、美術館めぐりは体力が必要なので、・・・)

 実際、市内でも行くところが無くなって、しかたなく、海峡を電車で渡って、ロンドンまで日帰り旅行しました。

 パリは家族で行くとお金がむちゃくちゃかかります。ほとんどのホテルはダブルの部屋しかなく、4人家族の場合、2部屋とる必要があります。

 フロリダのオーランドに行ったときも「豪華、オーランド9泊の旅」をしました。
 これもオーランドだけに9泊。

 これは普通の人は絶対に計画しないと思います。遊ぶのには体力がいるということをつくづく感じるプランです。

 実際、9泊のうち、2日間はホテルでぐたぐた過ごしました。とても毎日ディズニーワールドまで遊びに行く気力が湧かきません。

 子ども達もさすがにグロッキーぎみで、休息をとってホテルに留まっていました。

 なにしろ、オーランドにはディズニーワールドの他に、ユニバーサル・スタジオやいろいろ面白いものがあり、飽きない。でも、遊んでばかりいるとそうとう疲れる。

 この時のオーランドへは二度目の訪問。最初の時は、エプコットセンターで家族とはぐれてしまい、2時間探し回ることになりました。

 この反省から、2回目の時は、迷子にならないように綿密に打ち合わせをしました。
 オーランドの施設はどれも巨大で、一度迷子になると大変な時間をロスすることになります。

7.自分の車はどれ?管理人の失敗談

 オーランドに行ったときのこと。
 空港でレンタカーを借りてホテルへ。

 米国では日本の運転免許証で車を貸してくれます。国際免許証は不要。というよりも、国際免許証を出すと、めんどくさいことになります。

 なにしろ、国際免許証の作りが悪い。ボール紙の表紙で、中に写真が入った証明書類のような体裁のため、とても運転免許証には見えません。

 だから、レンタカー会社の人にいろいろ聞かれることになります。挙げ句の果てには「日本の免許証は持ってないのか」と聞かれる始末。

 レンタカー会社の窓口の人は、申込用紙にフォームに従い、運転免許番号を書きたいらしいのですが、国際免許証には該当するような番号がないため困っていました。

 オーランドに着いた翌日、そのレンタカーでディズニーワールドへ行きました。

 ディズニーワールドで楽しんだ後、帰ろうとしたら、自分の車がどれか分からない。これを探すのに1時間以上かかってしまいました。

 レンタカーのため、車の特徴をほとんど覚えておらず、わずかに覚えているのは、車内に残した子どもの服だけという状態でした。

 巨大な駐車場の中から、自分の乗ってきた車(特徴をほとんど何も覚えていない)を見つけだすのは相当ムズカイことだと思いました。

 その時は、駐車場に着いたときの記憶を遡り、入口ゲートまでどのくらいの距離があったか。駐車した車から見て、入口ゲートはどの方向に見えたか、など少しずつ記憶をたぐり寄せながら、探す範囲を絞り込んでいきました。

 車に残した子どもの服が見つかったときには、正直ほっとしました。もし、この服がなければ、皆が帰る夜11時過ぎまで探すことになったと思いました。何しろ、「こんな車だったっけ?」と思ったくらいですから。それ以降、巨大駐車場を使うときは注意しています。が、また、やってしまいました。

 次に駐車場で迷子になったのは、日本のディズニーランドでした。その時は、船橋に住んでいて、ディズニーランドまで車で30分くらいだった、という油断があったのでしょう。オーランドの失敗を活かせず、同じことになりました(汗)。

 この時は、さすがに同じ失敗を繰り返す自分に腹が立ちましたが、家族の不評も厳しいものでした。
 それ以降は、駐車場の停車位置を番号だけではなく、周囲の風景から確認しています。

8.入国審査

 入国審査は、その国の顔。その時、審査を受ける側がどんな気持ちになるかによって、その国の印象が変わります。

 ヨーロッパは、入国審査ってあったっけ?というくらい、日本人なら問題なく通れます。
 困るのが米国。

 なんでこんなやつが入国審査官をやっているんだ、と思うような変な人がいます。
 白人系の人はまじめなのですが、そうでない人に当たるといろいろめんどくさい質問をしてきます。彼らの興味というより、コンプレックスのようですが。

 管理人は入国審査でトラブったことはないのですが、審査官の態度にむかついたことは幾度となくあります。米国の入国審査の時です。米国は、国の末端まで神経が通っていない「末梢神経肥大症」のような国という印象を、入国の時に味わいます。

 他の国はというと、極めて事務的です。日本も同じ。

 違うのは、税関の審査官。ボリビアでは賄賂を要求してきます。

9.盗難注意

 盗難については、旅行者は常に注意しています。しかし、その注意がゆるむ時があります。それは、空港内。特に、荷物をターンテーブルで待っている時。一瞬の間に、手荷物やカメラを持ち去られることがあるので、くれぐれもご用心を。

 これは管理人が経験した実際にあったことです。ターンテーブルで荷物を受け取り、税関審査までの僅かな間にカメラを盗難に遭った人がいました。手荷物からは目を離さないのが原則ですが、どうしても「スキ」ができてしまうのはやむを得ません。四六時中、緊張していろと言う方が無理があります。

 「手荷物から目を離さないように」という警告は、結局、役に立たないのです。そんなことができるのならやって見せろよ。

 人間、どうしても緊張が緩む瞬間があります。
 これを逆手にとって、最初から緊張しなければ、周囲の異変に早く気づきます。そのためには、荷物は、「見ている」のではなく、「触っている」状態にします。

 足の上に荷物を置いておくだけで、荷物を「監視している」必要がなくなります。
 ばらばらのものは、紐で一つにくくります。たったこれだけのことで、盗難の抑止力になります。

 ただし、長距離バスのように、熟練の窃盗グループがいる場合には、この方法は無力です。
 この場合は、荷物を抱え込むのが一番。相手は一人ではないので、いくら注意していても置いておいた荷物から貴重品は抜き取られます。

10.パスポートの保管場所

 旅行中のパスポートの保管場所はどこにしたらよいのでしょうか。ホテルのセーフティボックスでしょうか。フロントに預けるのが良いのでしょうか。それとも、トランクに入れて鍵をかけると安心なのでしょうか。
 この答えは、肌身離さず持っていること。パスポートは、海外旅行する際に最も重要な持ち物です。肌身離さず持っているようにしましょう。腹巻きタイプか首から提げるタイプが良いと思います。
 なぜ、他の方法ではだめなのか、疑問を持つ人がいるようです。親でも親友でもない他人を信じることがどれほど危険かを考えれば分かることです。

 どんなに忠告しても耳を貸さずに盗難に遭う人がいます。このような人には、旅行先で知り合いになったとしても、なるべく近づかないようにしましょう。せっかくの旅行を台無しにされます。
 このような人に限って、他人が問題を解決してくれると確信しています。言葉ができる人は、自分を助けるのが当然というような態度を採ります。ツアーコンダクタって大変な仕事なのだとつくづく思います。

 セーフティボックスが安全と勘違いしている人がたくさんいるようですが、数十秒で開けられてしまいます。ウソだと思うのなら、YouTubeで見てください。下のYouTubeへのリンク先でセーフティボックスをいとも簡単に開けてしまうビデオがいくつか公開されています。盗られたとホテルに訴えても相手をしてくれません。

 ホテルに預けないのは、当然、ホテルのスタッフを信用できないからです。何を根拠に預けて安心だというのか、管理人には理解できません。トラブルが起きた時の処理をやった経験者がコメントして欲しいものです。たまたま問題なかった、というレベルの体験談は皆をミスリードします。

 麻薬犯罪や政治的な問題で治安の悪い国では、道路検問にあうこともしばしば。こんな時、パスポートを所持していないととても面倒なことになります。特に、国境地域に出かける時は要注意です。

 パスポートを所持しない方が良い場合もあります。お酒を飲んで酔っぱらう恐れのある場合と危険な地区やお店に行く場合です。こんな時は、パスポートの心配よりも命をとられないように注意しましょう。

経験談

 ホテルでよく荷物を抜かれるので、どうやって抜くのか研究しました。その結果、普通のトランクならば1分程度で鍵を開けることができるようになりました(笑)。
 コツは書けませんが、キー錠前2個とダイヤル錠1個の計3個なら、ナイフだけで簡単に開けることができます。特殊錠でなければ簡単に開けることができるので、トランクの鍵はあてにしないことが重要です。
 このテクニックが役立ったのは1回だけ。一緒に出張した人のトランクが開かないので、開けてあげました。

 ところで、ジッパー式のスーケースは鍵が何の役にも立たないことをご存じでしょうか。
 簡単に開けられてしまい、その痕跡も残りません。くれぐれも貴重品などは入れないように。



道路の検問などで警官に尋問されたとき

 これには二つの解決策があります。一つは、まったく言葉が分からない振りをして、「日本語だけしか話さない」という方法です。「まったく」というのがコツです。もう一つは、とにかくしゃべり続けて相手を説得するという方法です。
 賄賂を要求しようとしているのが見え見えの警官に対しては、前者が有効です。

 その国の言葉を結構話せるのなら後者が有効かも。

 一番良くないのは、中途半端にしか話せないのに、がんばること。悪徳警官の餌食になります。詐欺や窃盗の被害に遭うのもこのタイプの人が多いのではないでしょうか。


11.おまけ(旅行中におにぎりをつくる)

 最後に、食事のことを書きたいと思います。
 同じ場所に長期滞在すると、食費がバカにならない。ちょっとした食事でも、家族4人だと1食が数十ドルかかります。それに、ファーストフードばかりだと飽きてしまう。こんな時は、おにぎりを作ります。日本食食材店を探して、米と塩と海苔、そして、アルミホイールを購入。ホテルで、ご飯を鍋で炊きます。結構美味しくできます。この時重要なのが水加減。米の1.2倍の量の水を入れるのですが、それは、ホテルに備え付けのコーヒーカップをメジャー代わりに使います。つまり、米と、その1.2倍の水を入れた時の鍋の水位をあらかじめ測っておきます。それから、米を研ぎます。鍋を使ったご飯の炊き方は、ネットで探して下さい(笑)。
 おにぎりがあると、元気が出ます。簡単に作ることができるので、長期滞在型の旅行を計画されている人は、是非、試してみて下さい。

 ネコ師一家は、おにぎりセットを持って旅に出る時もあります。その時は、米を2合づつ小分けしてビニール袋に詰めます。なぜ、2合なのか。袋のまま、簡単に二等分でき、3合にすることも容易です。また、水の分量の計測が楽です。海苔と塩と梅干しも忘れずに持って行きましょう。自分で作ったおにぎりは、鍋で炊いても、とてもおいしいです。
 
 ここで、ネコ師の秘伝、「おにぎりを美味しく握る方法」を伝授します。
 おにぎりを握るときに使う"手水"は、必ず「温水」を使います。ご飯が熱いからといって「冷水」を使ってはいけません。これだけのことですが、おにぎりの味は全く違います。これは、温度による塩の回り方が違うために生ずる味の違いのようです。試してみて下さい。たぶん、子供の方が大人よりもその味の違いが分かると思います。

 長い記事を最後までお読み頂きありがとうございます。

 ついでに、この記事、「海外旅行でのトラブル(失敗経験)」もお読み頂くと、万全です(笑)。

 これで、かなりのトラブルを回避できるのではないかと思います。

追記 2012.3.11

 本館の記事です。よろしかったらご覧下さい。
空港のセキュリティ・チェックで何を聞かれるか


posted by ネコ師 at 08:21 | Comment(0) | 役立つ知識(海外旅行編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月19日

海外旅行途中で予定を大幅に変更する方法

 子供達がボリビアに遊びに来ました。ウユニ塩湖に行こうと思ったら、ポトシで道路閉鎖があり、とても行ける状況ではありません。そのうち、スクレからも緊急退去することになり、旅程がめちゃめちゃになりました。日本から50時間以上かけてスクレまで来たのにこれではあまりにかわいそう。そこで旅行を組み直すことに(詳細は、本館の記事をご覧ください)。

 この記事は、旅行途中で思わぬトラブルが発生し、予定した旅行を根本的に変更しなければならなくなった場合に役立つと思います。

 スクレ、ポトシ、ウユニに行けないのでは、ボリビアに来た価値がない。そこで、急遽、行き先をペルーのマチュピチュに変更。その手順をご紹介します。

 まず、ツアー会社で、予定していたスクレ市内ツアーを全てキャンセル。支払い済みのお金を全て返してもらいます。

 つぎに、旅行代理店に行き、マチュピチュ観光ツアーの申し込み。これは、ボリビアからペルー(クスコ)までの飛行機の確保と、現地ツアーの申し込みを同時に行います。

 併せて、ボリビア国内の飛行機の日程も変更。予定していたホテルの予約も変更。

 このように書くと簡単そうですが、実際は大変な作業です。予約が一つでも確定しないと次の日程が確定しないので、綱渡りのような変更作業になります。

(現地の)旅行代理店に全てを任せれば良いように思いますが、このような複雑な変更には対応してくれません。新たに旅程を組むのでなく、別の旅行社や個人で行った予約済みのフライトの変更やツアーのキャンセル作業があるからです。この変更作業は、手際よくやったとしても半日はかかります。本当に大変です。

実際、大変だったことをまとめると、
@ スクレ市内ツアーのキャンセル
ツアー会社に行き、事情を説明し、ツアーを全てキャンセルしました。今回は全額返金してもらいました。
A ネットがつながらない
予定していなかった旅行を新しく組み直すにはインターネットによる情報収集が不可欠です。ところが滞在先のホテルのネットが遅く、時間がかかりました。
B ネットで必要な情報にたどり着くのに時間がかかる
ホテルや航空会社のホームページの作り方がひどく、必要な情報になかなかたどり着けません。これはやってみれば分かります。ユーザビリティをもっと考えて欲しいものです。特にひどいのは、電話番号が書いていなかったり、市外局番がない場合。外国や他の地域から電話することを想定して、このような基本情報はトップページに書いて欲しいものです。
C フライトが確定しない
フライトが空席待ちのため、次の旅程の予約が進まない場合が多々あります。急な旅程の変更のため当然なのですが、これには困ります。旅行代理店の「大丈夫、確保できるよ」という言葉を信じて次の予約を入れていきます。
D ホテルの予約
新しいホテルの予約と、変更前のホテル予約のキャンセル作業も結構手間取ります。ホテルの電話はいつも込んでいてなかなかつながりません。また、予約は専用電話があり、通常の電話では予約を受け付けてくれないこともありました。これにはむかつきました。
E フライト
フライトの確保、変更は旅行社のお手の物なので、全面的にお願いします。ところが、同じ場所に行くのにも航空会社が違うと料金も異なるし、当然、出発時間も違います。このため、たくさんのオプションの中から自分の条件にあったフライトを一つ一つ選びながら決めていくことになります。旅程が複雑になればなるほどこの作業に時間を取られます。また、複雑な変更となり電話では無理なので、直接、旅行社に行ってアレンジします。
F ツアー
今回は、子供達だけでペルーに行くことになりました。そこで、ツアーに入ることに。空港送迎、ホテル、マチュピチュ観光が全てセットされているツアーにしました。

posted by ネコ師 at 12:38 | Comment(0) | 役立つ知識(海外旅行編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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