2016年07月03日

画面をキャプチャするなら「SETUNA2」がお奨め


 Windowsには「Snipping Tool」という画面キャプチャツールが同梱されています。Windows10になってから改良されたという記事をどこかで読んだので試して見ました。

 その結果は「使えないソフト」。使い勝手はいまいちです。
 Windowsに同胞してあるソフトは使えないものばかりなので期待していなかったのですが、やはりダメソフトです。

 管理人は、画面キャプチャには「SETUNA2」というフリーソフトを使っています。このソフトはとても使いやすく重宝しており、ほぼ毎日使っています。

 今日は、なぜ「Snipping Tool」が使いにくいのか、なぜ「SETUNA2」が使いやすいのかという視点で書きたいと思います。

画面キャプチャはどんな時に使うのか

 画面キャプチャはどんな時に使うのでしょうか。
 管理人は、以下のケースでよく使います。

1.ソフトなどの操作手順を示すために、手順毎に画面をキャプチャ

2.ネットで見つけた写真の元画像を画像検索したいが、その写真がフラッシュや動画上にあるためできない。このため欲しい画像をキャプチャして、それをGoogle画像検索の窓にドロップし元画像を検索。

3.コピー制限のあるサイトの数値や文字列はコピーできないので、これをキャプチャ。その後、文字を打ち込む画面を起動して、キャプチャした画面を見ながら文字や数値を正確に打ち込む。認証コードなどの打ち込み間違いが無いかを確認する時にも使います。

4.ネットで見つけたある文章を引用したい時、単純にコピーペするのではなく、途中を一部省略したりする場合、原文をキャプチャして表示させておき、それを見ながら調整することもあります。

5.ブラウザのタブ表示を切り替えるとき、切り替える前の情報と新しく開いたタブの情報を比較したい時、一方をキャプチャして表示させて比較します。

 以上のように、キャプチャした画像は、保存するとは限りません。その場限りで保存せずに消してしまうこともよくあります。

 このような使い方をするキャプチャソフトに求められる機能とはどのようなものでしょうか。

キャプチャソフトに求められる機能とは

 上のような用途で頻繁に利用するキャプチャソフトには、最低でも以下の機能が求められます。

1.邪魔にならない
 起動しているかどうか分からないほど「自己アピール」をしないソフト。使うたびにいちいちソフト名をでかでかと表示するようなソフトは問題外です。「Snipping Tool」はこの意味で早くも失格です。

2.複数の方法でソフトを起動できること
 プルダウンメニューを開いた状態をキャプチャしたい場合、カーソルを動かさずにキャプチャする必要があります。カーソルを動かすとプルダウンメニューが消えてしまうからです。また、全画面キャプチャではなく、小さな範囲のキャプチャを頻繁にやりたい場合もあり、このような場合、ソフトの起動が複数の方法でできるととても便利です。

3.PNG形式で保存できること
 文字などをキャプチャする場合、できるだけクッキリした画像で保存する必要があります。保存形式でPNG形式をすぐに選択できることも重要な点です。管理人は、キャプチャ画像は必ずPNG形式で保存します。JPG形式にするのは、文字入れ加工後の最後の段階になります。または、画像によってはPNG形式のままでアップします。

4.瞬時にキャプチャ設定画面になる
 キャプチャソフトが起動していても、キャプチャしようとすると手間がかかる(設定画面が開くなど)のでは使えないソフトです。ソフトの呼び出し⇒キャプチャする範囲を選択⇒保存 の3ステップだけでできなければ不合格です。

 この全ての操作をできるのが[SETUNA2]です。特に、4.の操作性は他の類似ソフトと比べても群を抜いています。

ソフトのダウンロード

 このソフトは、2008年10月29日公開の古いものですが、Windows10で問題なく使えます。
 ソフトのダウンロードは、製作者さんのサイトから行います。

20160702-190858.png


 ソフトをダウンロードしたら、[SETUNA.exe]をダブルクリックしてソフトを起動します。
 このソフトはスタンドアローンなので、インストールする必要はありません。[SETUNA]のフォルダをどこか邪魔にならない場所に移動し、[SETUNA.exe]を「スタート画面にピン留め」すれば、タスクバーからいつでも起動できます。管理人は、使用頻度が高いため、スタートアップに登録しています。

使い方

 このソフトは、本来は「キャプチャー式付箋ソフト」なのだそうです。管理人は付箋ソフトは使わないので、付箋機能は使ったことがありません。そこで、キャプチャ方法のみ説明します。

 様々な設定カスタマイズができるようですが、基本的にはデフォルトのままで問題ありません。
 デフォルトでは、パソコン画面の上か左の縁をクリックするとキャプチャ状態になります。または、[CTRL]+[1]でもキャプチャできます(ホットキーを有効にするにチェックを入れる)。このチェックは必ず入れて下さい。縁のクリックではなく全体をキャプチャする必要がある場合が必ず起こります。

SETUNA2_01.png


 <使い方>

1.画面左端をクリック。カーソルが「十字」に変化

2.キャプチャする範囲をクリック&ドロー。マウスから指を離した時点でキャプチャ完了

3.キャプチャした画像上で[右クリック] ⇒ [PNG形式で保存]
これだけでキャプチャ画像がデスクトップに保存されます。通常のソフトのような「名前をつけて・・・」といった設定画面は一切表示されず保存完了です。

SETUNA2_03.png


4.キャプチャした画像上で[右クリック] ⇒ [切り取り]
 キャプチャした画像を削除します。

 紹介は以上です。

 このサイトでは、古いソフトも多く紹介しています。その理由は、使いやすいから。
 普段使うソフトは、使いやすさが一番です。

 ソフト開発者の方はどんどん高機能化を目指し、その結果、誰も使わないソフトになる・・・という落とし穴に陥るように思います。

 管理人がエクスプローラの代わりにいつも使っているフリーのファイラー「SeeZ」はとても洗練されたソフトで、全く不満はありません。開発者の「如月柚葉」さんは2008年12月20日のバージョン2.04をもって開発を停止していますが、現在でも機能面でまったく問題ありません。

 たくさん機能を付けるのではなく、操作手順をいかに少なくできるかが使いやすさのバロメーターになるように思います。

【SeeZ関連記事】

JPEGからGIFへの一括変換、「SeeZ」が一番
SeeZを使いこなす:ファイルのフルパスを取得する


posted by ネコ師 at 00:09 | Comment(0) | 役立つ知識(ソフトウェア編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月30日

写真から身長を推測する方法


 写真に写っているある対象物から、別の対象物の大きさを推測することは可能です。
 特に、二人で並んで写っている写真の場合、誤差を最小限に抑えることができるので、計測精度は高い・・・・筈です。

 では、計測精度はどの程度なのでしょうか。

 実際にやってみたいと思います。

 サンプルとして、下の写真を使います。Wikipediaで公開されている有名なツーショット写真です。
 ここで、マッカーサーの身長は183cm、昭和天皇の身長は165cmであったとされているので、今回はこの数値が正しいものとして基準値に使用します。

 
Macarthur_hirohito01.jpg
Source: Wikipedia 「ダグラス・マッカーサー


写真の計測ソフト

 写真の中の対象物の計測には、定規ソフト「HiRuler v1.35」を使います。このフリーソフトはVectorからダウンロードできます。

 ソフトを起動し、まず、マッカーサーの身長を計測します。下のラインは踵に合わせます。
 計測誤差を少なくするために、3回計測し、その平均を算出します。その値は「142.22」でした。この値は無次元です。

measure1.png


 同様に天皇陛下の身長を計測します。計測値の平均は「129.08」でした。

measure2.png


 あとは単純な比例計算です。
 マッカーサーの身長183cmに対する天皇陛下の身長は、166.09cmと算出されました。誤差は1cmです。

 今回基準値としたのは、実際のところ、いつ時点の身長なのか不明です。人間の身長は年齢により2cm程度変化します。この意味において、今回の計測のためにはあまりよいサンプルとは言えないのですが、算出された数値は妥当な範囲に収まっているように思います。

 この写真をサンプルとして使った理由は、計測誤差が少ないと思ったからです。二人の人物がカメラに対して横一線に並んでいます。

 現在ではスマホのアプリで、スマホ画面に映っている対象物までの距離を計測できたり、高さを計測できたりととても便利になりました。

 管理人がこれらのアプリを使っていて思うのは、やはり誤差についてです。誤差を補正する方法はいくつかあるのですが、スタジア測量の誤差が大きくて補則を行った経験のある管理人にとっては、表示されている数値は信用できないと感じます。スタジア測量は誤差がとても大きくなります。


 今回計測に使った定規ソフトは、「そうそうTOWN」の管理人「そうそう」さんが作られたもので、使い勝っては良いと思います。

【関連記事】

写真から身長を測る:フランツ・ヨーゼフ1世の身長は何センチ?


posted by ネコ師 at 03:25 | Comment(0) | 役立つ知識(ソフトウェア編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月04日

写真から身長を測る:フランツ・ヨーゼフ1世の身長は何センチ?


 オーストリア皇后エリザベートの写真を探していたら、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と並んで写っている写真がありました。

 それを見て、あれれと思いました。それは、エリザベートがとても小さく見えるからです。

 エリザベートは小柄な方ではなく、身長は172cmで、当時の女性としてはかなり長身でした。すると、隣のヨーゼフ1世がかなり背が高いということになります。

 172cmの身長のエリザベートが小柄に見えるほど大男のヨーゼフ1世の身長は一体何センチだったのだろう?

 ネットで調べてみましたが、身長までは書いていません。出てくるのはエリザベートの身長だけでした。
 
 そこで、写真を使って、身長を割り出すことにしました。
 その結果、ヨーゼフ1世の身長は、184.2cmと算出できました。

写真から身長を計測する方法


 今回は、うまいことに二人が並んでいる写真があったので、簡単に計算できました。
 まず、メジャーは、定規ソフト『HiRuler』を使います。Vectorからダウンロードできます。

 このメジャーで二人の身長を計測し、エリザベートの身長172cmとの比例計算で、ヨーゼフ1世の身長を算出できます。

 身長計測に使った写真は、皇帝夫妻の結婚25周年の記念写真だそうです。
 エリザベートは、どの写真を見ても美しいのですが、この写真は別人ではないかと思ったほど美しくない。

 実は、別人であることを証明しようとして、ヨーゼフ1世の身長を算出したのですが、184.2cmという妥当な数値が出たので、写っている女性はエリザベート本人のようです。この数字が200cm位になると明らかにおかしいのですが、・・・。

measure2.jpg


 二人が結婚したのは1854年4月。エリザベートが16歳の時でした。結婚25周年ということなので、写真が撮影されたのは1879年、エリザベートが41歳の時ということになります。

 ついでに、エリザベートは背が高いので、ハイヒールは履いていなかったようです。ネットで調べたら、エリザベートの高さ3.5cmの靴が日本で公開されていたようです。靴のサイズは22.5cm。身長からすればかなり小さい足です。もし、足が26cmもあると、今度は「足が大きい」と悩むのでしょうね。

 エリザベートにもコンプレックスがあったと驚いた管理人ですが、よくよく考えて見ると、わずかばかりのコンプレックスを除くと、身体的にはほとんど完璧ということ。恐るべし、ハプスブルク家!

 エリザベートの姉も、エリザベートに良く似ていて、写真を見ても分からないときがあります。さすがは姉妹です。特に、まるでカモノハシのくちばしのような特徴的な髪型を姉のソフィーもしている写真があるので、姉か妹か判別がつきません。

 下の写真はエリザベートが1898年9月10日、スイス・ジュネーブのレマン湖畔でイタリア人無政府主義者に暗殺される前日に撮影されたとされるものです。この時、彼女は60歳です! 恐るべし、ハプスブルク家! 老いも克服したようですが、家ごと崩壊しました。

Last_photo_Sissi.jpg



posted by ネコ師 at 15:00 | Comment(0) | 役立つ知識(ソフトウェア編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月19日

矢印や袋文字を綺麗に入れられる「Skitch」が使えなくなる


 画像に矢印を入れたり袋文字を入れたりする機会は多いと思います。これを通常のソフトでやると矢印がボケてしまったりして、うまく仕上がらない場合があるのですが、Evernote社が無料で配布している「Skitch」というソフトはとても綺麗に矢印や文字を挿入できるので便利です。

Evernote社製skitchのサンプル表示


 ネット上でも多くの方が使っているようです。
 ところで、この「Skitch」のデスクトップ版の配布が2016年1月22日で中止になるようです。同時にサポートも中止になります。

 そこで、パソコンを買い換えたときに備えてWindows版インストールソフトをダウンロードしておくことにしました。

 このソフトは、元々はEvernote用らしいのですが、Windows上でEvernoteとは関係なくスタンドアローンで動くので、1月22日以降も使えます。

 後一月あまりしかないので、ダウンロードするならお早めに。現在使用している方も、インストールソフトをダウンロードしておくと安心です。

 「Skitch」にこだわらなければ、もっと高機能な「Screenpresso」を使うという手もあります。サービスの終了が乗り換え時期かも。「Skitch」はスマホ用のアプリといった感じで機能に物足りなさを感じますが、「Screenpresso」はまさにソフトウエアという感じで、至れり尽くせりで機能満載です。

 このソフトの使い方については、「寝ログ」さんでよくまとめられているので、そちらをご覧下さい。

参考:「お知らせ: Clearly、Evernote for Pebble、Skitch の一部バージョンのサポート終了について
 

posted by ネコ師 at 21:07 | Comment(0) | 役立つ知識(ソフトウェア編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月10日

Google Earthで使われているkmzファイルの中身を確認する


 Google Earthはとても便利なツールです。地形を三次元で表示したり、俯瞰する角度を変えることができたりとても使い勝手が良いツールだと思います。

 Google Earthに位置情報を送るには、kmzファイルまたはkmzファイルを使います。Google Earthで位置情報を保存すると、kmzという拡張子の付いたファイルが出力されます。kmlとしての出力も可能です。

 kmzファイルには何が書かれているのでしょうか。メモ帳で開いても見ることはできません。暗号化されています。では、見ることはできないのでしょうか。

 実は、kmzファイルはzip形式の圧縮ファイルです。このため、拡張子を「kmz」から「zip」に変更すると解凍できます。

 前回の記事『『猫島』発見される!』で公開した「Cat_Island.kmz」というkmzファイルの拡張子を「zip」に変更して解凍すると、「files」というフォルダと「doc.kml」というファイルが現れます。

Google kmzファイルの解凍


 「files」というフォルダには画像データが入っています。「doc.kml」ファイルは、そのままクリックするとGoogle Earthが起動してしまいます。このファイルはメモ帳で中身を確認することができます。ファイルのプロパティでメモ帳を指定します。kmlファイルには座標が記載されています。

 前回の『猫島』の記事では、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン(デッドマンズ チェスト)の広告ページ』でダウンロードしたkmzファイルがどんな中身なのか興味があったので解凍してみました。

 それで作ったのが『猫島』です。最初、猫島をコスタリカのココ島の西にセッティングしたのですが、水深が深いために、猫島の色とうまく溶け込まない。このため、「デッドマンズ チェスト島」に場所を変えました。

 Google Earth上のどこにでも移動できる『猫島』は、まるで現代の「ひょっこりひょうたん島」のようです。


posted by ネコ師 at 01:22 | Comment(0) | 役立つ知識(ソフトウェア編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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